【障害者支援施設で“虐待”】職員6人は人手不足で勤務続ける 北海道
北海道の西興部(にしおこっぺ)村にある障害者支援施設で、職員6人が入所者13人に対して虐待を行っていた問題で、施設長は原因について「働く中のストレスが多い」と話しました。また、深刻な人手不足から、6人を処分できずにいるといいます。
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娘が入所している女性
「こういう話は(過去に)なかったんですよね。だからびっくりしてしまって今回は」
女性の娘は、北海道の西興部(にしおこっぺ)村にある障害者支援施設「清流の里」に20年以上入所しているといいます。施設では、入所者13人に対して、全裸で長時間放置するなど、職員による虐待が少なくとも38件確認されました。女性の娘は虐待を受けていませんでしたが、動揺を隠せません。
娘が入所している女性
「心配もありますね、もう少し早く言っていただければよかった」
施設側は、事態を把握してから半年たった12月4日に、ようやく説明会を実施しました。そこで配布された資料には、虐待の詳細が記載されていました。中には「体当たり」、「手をたたく」、「ヘッドロック」など、暴行ともとれる行為も記されていました。
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7日、施設側が取材に応じました。
清流の里 菊川博幸施設長
「(全裸の放置は)利用者さんが自ら脱いでそのまま放置した。(衣服を)はかせなかったということだと思われます」
――日常的な虐待は?
清流の里 菊川博幸施設長
「聞き取ってはいないのでないと思っている。(原因は)働く中でのストレスが多いのかなと思っている」
虐待を行った6人の職員は、虐待の事実をほぼ認めているといいます。しかし、施設側は深刻な人手不足を理由に今も処分を下さず、6人全員を勤務させ続けています。
――今回の6人がいなくなると運営が厳しい?
清流の里 菊川博幸施設長
「厳しいです。24時間支援をしないといけない。ほかの職員の過労につながることは避けたい。(6人の)処分は間違いなくします」
道は、施設に対して年内をめどに行政指導する方針です。
(2022年12月7日放送「news every.」より)
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