【“統一教会”養子縁組】“統一教会”質問状に回答 元2世信者は…

【“統一教会”養子縁組】“統一教会”質問状に回答 元2世信者は…

【“統一教会”養子縁組】“統一教会”質問状に回答 元2世信者は…

いわゆる“統一教会”の信者による養子縁組の実態などを尋ねた質問書について、厚生労働省は5日、教団から回答書を受け取ったと明らかにしました。厚労省は、回答について「内容を精査している」とコメントしています。

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5日午後8時すぎ、いわゆる“統一教会”の元2世信者・小川さゆりさん(仮名・20代)が、教団の“養子縁組”についてコメントしました。小川さんは、2人の妹が別の信者の家庭へ養子に出されたといいます。

小川さゆりさん(仮名)
「実際に母も『本当はもっと産まなきゃいけない』『(10人以上産むことが)できないのが申し訳ない』って母は言っていた」

「『(母親が)養子前提に子作りをしたんじゃないか』って思われてもおかしくない。養子に出される子どもたち、2世の気持ちとか、そういう人たちの人権が侵害されている(家庭もある)ことが一番問題」

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厚生労働省は11月22日、東京都と共同で教団側に質問書を送り、「養子縁組のあっせんの有無」や、それに関連して「信者から金銭の授受があるか」などを尋ねていました。

教団によると、1981年以降、745人の養子縁組が行われているということです。信者向けの動画では、養子縁組を推奨していました。

教団作成の信者向け動画(YouTubeより)
「天から子宝の恵みを受けた祝福家庭は、その恩恵を子女の授からない祝福家庭にも、子女を分かち合う使命と責任があります。養子縁組という美しい伝統を、祝福家庭の中で受け継いでいきましょう」

12月5日午後、質問書の回答期限を迎え、厚労省は、教団側から回答を受け取りました。厚労省は「現在、回答内容を精査しており、精査の結果に基づいて、今後の適切な対応を検討したい」とコメントしています。

これまで日本テレビの取材に対し、教団側は「当法人は子どもに恵まれない信者の家庭が養子を迎えることを奨励していますが、養子縁組のあっせん等は一切行っていません」「信者同士の個人的なつながりや、信者が居住する地域内での付き合いなどを通して、それぞれの養子縁組が決まっています」と回答していました。

教団側は「養子縁組のあっせん等は一切なく、任意の取り組みであり、制度化されていない」とコメントしています。

一方、小川さんは「(国や都は)教団側の言い分だけをうのみにせずに、しっかりと事実を確認してほしいです」と話しています。
(2022年12月5日放送「news zero」より)

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