【イノシシ出没】男女2人ケガ「ぱっと見はクマかと…」繁殖期を前に行動範囲に変化か
体重が約100キロもあるというイノシシが、神奈川県秦野市にある小学校やショッピングセンターに出没し、男女2人がぶつかられるなどしてケガをしました。イノシシは市の職員によって捕獲されましたが、繁殖期を前にほかのイノシシの行動範囲も広がっている可能性があるということで、市が注意を呼びかけています。
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24日午後、神奈川県秦野市にある小学校を訪ねました。校長は「すごい興奮状態で口も開いていて、ちょっと恐怖を覚えました」と当時の様子を振り返りました。
校長が“恐怖を覚えたもの”とは…大きなイノシシです。小学校の校庭を歩き回ったり、座り込んだりしていたといいます。24日午前10時過ぎに目撃者が撮影した映像でも、遊具の間を移動するイノシシの様子が映っていました。
小学校 校長
「見かけたのは、あのタイヤの裏側あたりです。あのへり、フェンス沿いに」
――ずっと歩いてきた？
小学校 校長
「この辺をウロウロしていた形ですね」
校庭には、その時の足跡も残っていました。フェンス越しに目撃した人はイノシシについて、両腕を横に広げながら話しました。
フェンス越しに目撃した人
「大きさはこのぐらい。高さは（自分の）腰ぐらいありましたね」
――結構、大きい？
フェンス越しに目撃した人
「大きかったですね」
秦野市によると、小学校に出没したのは体長150センチほど、体重は約100キロのオスのイノシシです。
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実は、このイノシシは小学校の前に、約300メートル離れたショッピングセンターにも出没していたのです。午前10時ごろに目撃者が撮影した写真には、大きな黒い塊が写っていました。
目撃者
「ぱっと見た時はクマかなと思って。『ふんが、ふんが』って鼻声が聞こえて、イノシシが目の前にいた状態だった」
警察によると、ぶつかられた男性が左足を打撲するなど、男女2人が軽いケガをしたということです。
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イノシシは出没から約1時間後、小学校の校庭で市の職員によって捕獲されました。繁殖期を前に行動範囲が広がっている可能性があり、市は“遭遇しても近づかず通報してほしい”としています。
(2022年11月23日放送「news zero」より）
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