感染爆発状態なのに制限緩和?「ピークは過ぎた」と踏む英仏(2022年1月21日)

感染爆発状態なのに制限緩和?「ピークは過ぎた」と踏む英仏(2022年1月21日)

感染爆発状態なのに制限緩和?「ピークは過ぎた」と踏む英仏(2022年1月21日)

 一日の新型コロナウイルス新規陽性者が連日40万人を超えるフランスで来月から屋外のマスク着用義務などが撤廃されます。感染爆発のなか、なぜ規制緩和に乗り出すのでしょうか。

 3日前の18日、一日の感染者が46万人を超えて過去最多を更新したフランス。

 その後も40万人超えが続く文字通り感染爆発の状態です。

 そのフランスが来月から段階的に新型コロナ対策の規制を「緩和」すると発表しました。

 フランス、ステックス首相:「来月2日から屋外でマスクをする必要はありません」

 屋外でのマスク着用義務や週3日のテレワークの義務、イベントでの人数制限を撤廃するほか、劇場や映画館での飲食なども可能とします。

 フランス、ステックス首相:「感染はまだ収束していませんが、状況は好転し始めています」

 先行してオミクロン株が拡大していた地域で感染者が減少していることや飲食店などを利用する際にワクチン接種証明の提示を義務付けることで多くの規制は必要なくなったとするフランス。

 イギリスでもオミクロン株の流行はピークを過ぎたとして、27日から新型コロナ対策の規制を撤廃します。

 マスクの着用義務をなくすほか、大規模イベントでのワクチン接種証明の提示を不要とします。

 その経済立て直しに向けてかじを切ったのが、観光立国のタイです。来月から水際対策を緩和し、ワクチン接種済みを条件にすべての国と地域の旅行者について隔離なしで入国を認めます。

 飲食店:「すでに多くの店が閉店し、残っている店は少しだけです」

 土産物店:「観光客の姿はなく歩く人がいません。とても静かです」

 今月初めに3000人前後だった一日あたりの感染者数が今週8000人前後に増えているタイですが、オミクロン株の重症化リスクは低いとして、タイ経済を支える観光業の回復を優先した形です。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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