国境付近にロ軍の戦闘車両多数 “ラストチャンス”の会談当事者、悲観的(2022年1月21日)
ウクライナを巡って米ロ外交トップが緊急会談を行います。衝突を防ぐ“ラストチャンス”ともされている、この会談ですが、バイデン大統領のある失言で混乱が深まっています。
雪に覆われたロシアの大地。ウクライナとの国境近くでは、あちこちに戦車や軍用車両が集結しています。
一方、ウクライナでも・・・。空で、そして地上で準備にぬかりがありません。
西側の一員になりたいウクライナ。それを阻止すべく、ウクライナへの侵攻をもくろむ「ロシア」。
一触即発の状況を解決すべく、20日夜にはアメリカのブリンケン国務長官とロシアのラブロフ外相がスイスに到着。まもなく会談に臨みます。
ただ、当事者からは悲観点的な声も・・・。
ブリンケン国務長官:「解決するとは思わない」
トラブルは「味方の間」でも・・・。
ウクライナのゼレンスキー大統領は「アメリカ」に怒りをぶつけました。
ゼレンスキー大統領:「小規模な侵攻などない」
ウクライナを支援するアメリカに、なぜ・・・。
きっかけは、この発言でした。
バイデン大統領:「対応はロシアの行動によって変わってくる。小さな侵攻であれば、どう対処するか議論することになるだろう」
これにはアメリカ国内でも疑問の声が上がっていました。
共和党・マコネル上院院内総務:「(Q.小規模な侵攻を、事実上容認するのでしょうか?)我が国と同盟国にとって最も容認できないものです」
バイデン大統領は20日、この発言を撤回。
バイデン大統領:「ロシア部隊が例え1つでも国境を越えたら、それは侵略です」
まもなく始まるスイスでの会談で解決の糸口は見つかるのか・・・。
この会談について、ロシアの元外交官は「列車が大破する前の最後の停車駅」と表現しています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
コメントを書く