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「のどの痛みで寝付けず…」“コロナ+インフル”症状は…同時感染した人に聞く(2022年11月18日)
“第8波に入った”とされる新型コロナと、インフルエンザの同時流行が懸念されています。
新型コロナとインフルエンザに同時感染した、京都・宇治市の20代男性に話を聞くことができました。
同時感染した20代男性:「突然、夜中に肩の痛みであったり、高熱が出て、とても痛みでなかなか寝付けない状態が続いた。38.8度くらいだったと思う。のどの痛みが一番つらかったです」
不意に襲ってきた痛み。翌朝、発熱外来を受診し、検査を受けました。
同時感染した男性(20代):「コロナウイルスとインフルエンザ同時にかかっていると。インフルエンザ用でタミフルと解熱剤、のどの痛み止めを処方してもらった。食べないといけないので、おかゆとかゼリー飲料とか、とりあえずお腹には入れておこうと。味覚障害とか、そういったものは特に出なかった」
のどの痛みは5日ほど続きましたが、後遺症などはなかったといいます。
男性は2回、新型コロナのワクチン接種を受けていました。
福岡県の30代男性は、9日間の入院を余儀なくされました。
9日間入院した30代男性:「最初、鼻詰まりがして、そこからのどが痛くなって、体もけん怠感があるような状態が出てきて、翌日に38度…。発熱して体全身がだるい。夜は、のどの痛みで飲み物も飲めない、ご飯も食べられない。あとは体中が節々痛んだり、筋肉痛で全身がだるかった。そういう症状が出て、一睡もできなかった。もう二度とごめんです」
通常、複数のウイルスに同時に感染することは非常にまれです。
というのも、ウイルスAが肺の中で増殖した場合、吸着に必要なレセプターを占領・破壊して、後から入ったウイルスBの増殖を妨げる因子を放出するなど『干渉現象』が起きるためです。
しかし、長崎大学高度感染症研究センターの安田教授らによる動物実験では、新型コロナとインフルエンザ、それぞれのウイルスは、肺の違う細胞に同時に感染、すみ分けが起きていました。
同時感染が起きると、肺炎が重症化・長期化する恐れがあるとしています。
イギリスの研究報告によりますと、コロナのみの感染に比べ、重症化リスクは4.14倍、死亡リスクは2.35倍になるとしています。
18日に開かれた同時流行の対策検討会議では「感染者の増加が見られ、同時流行の兆しが見える」として、呼び掛けレベルが1段階、引き上げられました。
重症化リスクの高い患者には、速やかな受診を求めています。
例え、今は同時感染がレアケースだとしても、感染拡大による患者急増の懸念もあります。
埼玉医科大学総合医療センター・岡秀昭教授:「第8波で、インフルエンザの同時流行がピークを共に迎えることが起きると、両方の感染もまれだが起こり得る。ちまたで感染状況がひどければ、低い確率が現実のものになり得る。両方の患者の感染者数を減らしていくことが重要。両方のワクチンを打ってほしい」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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