【大規模噴火】トンガ「食料・飲み水足りない」現地日本人

【大規模噴火】トンガ「食料・飲み水足りない」現地日本人

【大規模噴火】トンガ「食料・飲み水足りない」現地日本人

今月15日、大規模噴火が起きたトンガ。噴火から5日、ようやく入った現地の新たな映像では、海沿いに多くのガレキが散乱するなどしています。現地で働く日本人は、私たちの取材に「食料、飲み水が足りない」と訴えました。

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日本時間の20日に首都・ヌクアロファの様子を撮影した映像では、道路には火山灰が積もっていますが、車が行き交っていました。

しかし、島の西側、海沿いへ行くと、建物があったのでしょうか、基礎だけが残る場所がありました。津波が押し寄せたのか、その周りには多くのガレキが。

今月15日の大規模噴火から5日、被害の全容がつかめない中、ようやく復旧したのは国際電話です。現地のWHO(=世界保健機関)で働くスタッフは──

WHOトンガ事務所 瀬戸屋雄太郎さん
「(噴火直後は)町中が灰色で、2cmくらい灰色の雪のようなかたちで積もっているような状況でしたので、灰によって電気系統、発電所にも影響が出てるようで、電気が時々停電したりとか」

さらに困っているのが、深刻な物資不足です。

瀬戸屋さん
「(トンガは)輸入にかなり頼っているので、いま物流が止まっている状況なので、食物の不足っていうのは現れてきている。飲み水についても、どのように汚染されているかわからない。水についても足りない状況」

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日本でも、トンガ出身者が心配しています。40年近く前に来日しラグビー日本代表として活躍したラトゥウィリアム志南利さんは──

トンガ出身 ラトゥウィリアム志南利さん
「トンガは雨水を使っているところが多い。各家に必ずタンクがあって、雨水をためてそれを飲む。だから水が一番必要」

10人きょうだいの長男のラトゥさん。20日朝、故郷に住む5人が無事だと、人づてに連絡がありましたが…

ラトゥさん
「いま(電話)かけてるんですよ。(通信の)音が出ないですもん。反応ないです。音も出ないし」

何度電話をしてもつながりませんでした。

ラトゥさん
「心配しているのは これからのことですね」

ラトゥさんは、NPO法人「日本トンガ友好協会」で、トンガへの義援金を募る活動を行うということです。

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そして、20日夜、トンガへの支援物資の飲料水を積んだ航空自衛隊の輸送機が小牧基地を出発。準備が整い次第、海上自衛隊の輸送艦「おおすみ」も派遣し、火山灰を取り除く高圧洗浄機などを現地に運ぶ予定です。
(1月20日放送『news zero』より)

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