【自転車の男性はね死亡】危険運転致死の疑い “カップル” がかばい合い…
先月10日、酒を飲んで車を運転し、自転車に乗った男性をはねて死亡させたとして、埼玉・朝霞市の会社員の男が逮捕されました。さらに同乗していた女も、男をかばい「自身が運転した」と警官にうその供述をしたとして逮捕されました。呼気からは、基準値の4倍を超えるアルコールが検出されていました。
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1か月以上前に起きた交通事故をめぐり、埼玉・朝霞市の会社員・藤原友哉容疑者(23)が17日、危険運転致死の疑いで逮捕されました。さらに、自身が運転したとうそをつき、藤原容疑者をかばったとして、犯人隠避の疑いで高橋萌華容疑者(24)も逮捕されました。17日午後、石神井警察署には藤原容疑者と高橋容疑者、それぞれの姿が。2人は交際関係にあったとみられています。
事故は、先月10日の未明の出来事でした。藤原容疑者は酒に酔った状態で車を運転し、自転車に乗った男性をひいて死亡させたということです。
現場は東京・練馬区の西武池袋線・大泉学園駅から北に約550メートルの場所にある交差点付近でした。警視庁によると、2人は制限速度が40キロの道をベンツで走っていたといいますが、車は当時、制限速度の倍の時速80キロ以上のスピードが出ていたとみられています。
藤原容疑者が酒に酔った状態で車を運転し、やや蛇行しながら前を走る自転車に衝突。高橋容疑者が助手席にいました。自転車に乗っていた菊地勇喜さん(36)は、頭を強く打つなどして搬送先の病院で亡くなりました。
2人は都内の飲食店で飲み、埼玉県の自宅に帰る途中だったといいます。呼気から検出されたのは、“基準値の4倍”を超えるアルコールでした。
この状態について、アルコールの影響に詳しい医師に話を聞きました。
よしの病院・河本泰信副院長
「なんかうきうきして、“爽快な気分”になっているのが(基準値)0.15ミリリットルです。それから進んで、“完全な酩酊(めいてい)状態”になっているのが基準値の4倍。足元もふらつくと思います」
医師によると、基準値の4倍は日本酒だと3合、500ミリリットルの瓶ビール3本程度で検出される可能性があるといいます(※時間や個人によって異なります)。
さらに、飲酒による症状について――
アルコールの影響に詳しい よしの病院 河本泰信副院長
「最初に出る症状が視覚機能の低下ということが、お酒による影響でいわれます。はっと気付いたときには遅かったり、それがほとんど自覚しにくいです」
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事故から1か月以上がたってからの逮捕となったのには、ある“ワケ”がありました。
事故後、警察官が現場に駆けつけ2人に話を聞くと――
藤原容疑者
「私が運転しました」
高橋容疑者
「いえ、私が運転しました」
藤原容疑者
「いえ、私が運転しました」
警察官が何度聞いても、互いに「自分が運転した」とかばい合う状態になっていたといいます。どちらが運転していたか特定できないため、逮捕できなかったというのです。
その後も捜査が続き、ようやく17日、藤原容疑者は危険運転致死の疑いで、高橋容疑者は「自分が運転した」とうそを言い、藤原容疑者をかばった犯人隠避の疑いで逮捕されました。
藤原容疑者は「間違いありません」と容疑を認めていて、また高橋容疑者も「『私が運転した』とうその申告をしたことに間違いありません」と容疑を認めているということです。
(2022年11月17日放送「news zero」より)
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