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【気象庁】線状降水帯の予測…的中率は約2割 想定通りにとどまる
発達した積乱雲が次々と連なって大雨をもたらす線状降水帯について、気象庁は、今年から発生の可能性を予測する情報発表を始めましたが、その的中率はおよそ2割と、当初の想定にとどまったことが分かりました。
気象庁は今年の6月から、線状降水帯の発生が予測される場合に、全国11の地方ごとに半日程度前に予測情報を発表して警戒を呼びかけています。
6月以降、この予測情報は13回発表されましたが、実際に線状降水帯が発生したのは3回で、的中率は23パーセントだったことが気象庁のまとめで分かりました。また、予測情報発表が無い中で線状降水帯が発生したいわゆる見逃しは、11回中8回ありましたが、いずれも当初の想定通りの数字だと言うことです。
気象庁・長谷川直之長官「このままの精度では、直接、避難ということには結びつきませんし、総力をあげて、この(予測)精度をあげることに注力したい」
気象庁は今後数年かけて、予測情報の発表を、県単位や市町村単位まで細かくできるよう、予測精度の改善をはかっていきたいとしています。
(2022年11月17日放送)
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