【“中傷投稿”判決】リツイート男性の賠償額2倍に
ジャーナリストの伊藤詩織さんが自身を中傷するイラストの投稿やそのリツイートで名誉を傷つけられたとして、漫画家やリツイートした男性を訴えた裁判の控訴審で、東京高裁は10日、漫画家らに対し、1審判決から増額した賠償の支払いを命じました。
この裁判は、伊藤詩織さんが、自身を中傷するイラストをツイッターに投稿され、名誉を傷つけられたなどとして漫画家の「はすみとしこ」さんと、その投稿をリツイートした男性に対し、損害賠償などを求めていたものです。
東京高裁は10日の判決で、1審から賠償額を増額し、はすみさんに110万円、リツイートした男性に22万円の支払いを命じました。
リツイートした男性は、1審判決後に、同様の投稿を新たにリツイートしたことから、賠償額が2倍となりました。
伊藤さん「（今回の判決は）オンライン上の言葉についての受け取りや世論が変わってきた鏡だと思います」
伊藤さんは「誰かの尊厳を傷つけるツイートやリツイートなどをしてはいけないと訴えられたのはよかった」と語りました。
（2022年11月10日放送「news every.」より）
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