大山加奈さん 双子用ベビーカーでバス“乗車拒否”…都は謝罪「対応が不十分」(2022年11月10日)

大山加奈さん 双子用ベビーカーでバス“乗車拒否”…都は謝罪「対応が不十分」(2022年11月10日)

大山加奈さん 双子用ベビーカーでバス“乗車拒否”…都は謝罪「対応が不十分」(2022年11月10日)

 元バレーボール女子日本代表の大山加奈さん(38)が、双子を乗せたベビーカーで都営バスを利用しようとしたところ、乗車拒否されたと明かしました。

■大山さん「もっと優しい世の中に」

 大山さんが後ろのドアの前で待っていると、バスはドアを開けることもなく走り去ったというのです。

 次に来たバスは、ドアを開けてくれましたが…。

 大山さんのブログから:「困っていても、運転手さんはスルー。乗客のご高齢の女性が手伝って下さろうと動いてくれましたが、火事場の馬鹿力でベビーカーを持ち上げ、何とか乗り込みました」

 バスを降りる際も、運転手は手を貸さなかったということです。

 大山さんのブログから:「公共交通機関って、誰でもいつでも利用できるものではないんですかね。本当に、もっと優しい世の中にならないかな」

■街の声「バス乗るのは大変」

 大山さんの訴えに、子を持つ母親たちからは、次のような声が聞かれました。

 40代:「1人でも子どもがいて、バスに乗るって、すごく怖い。2人だと、もっとすごく大変なはずなので。そういった発信があったのは、共感もできますし、もっと社会が優しくなれたらなと望みました」

 30代:「良い顔されないし、乗せるのも大変だし。ベビーカーの時は、バスには乗らなかった。運転手さん手伝ってほしい」

■都は謝罪「対応が不十分」

 東京都交通局が、大山さんの件の調査結果を9日に明らかにしました。

 1台目のケースは、大山さんが後ろのドアの前にいて、バス停の看板に隠れていたため、運転手が気付かず、発車してしまった。

 2台目のケースは、車いすスペースの補助席をはね上げる必要があったが、それを怠ったと説明しています。

 都の交通局では、2人乗りベビーカーでのバスの乗り方について動画をアップし、座席は乗務員が折り畳んで、ベビーカーの乗車スペースを作ると紹介しています。

 都は、今回の件について「対応が不十分だった」と謝罪しました。そのうえで、手伝いが必要な場合は、前のドアから運転手に声を掛けほしいと話しています。

(「グッド!モーニング」2022年11月10日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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