「軍の部隊を投入しても足りない」119番通報の内容が明らかに　ソウル梨泰院の群集事故｜TBS NEWS DIG

「軍の部隊を投入しても足りない」119番通報の内容が明らかに　ソウル梨泰院の群集事故｜TBS NEWS DIG

韓国ソウルの梨泰院で156人が死亡した群集事故。発生直後から消防に寄せられた90件近い119番通報の内容が明らかになりました。悲鳴だけの通報もあったということです。

10月29日 午後10時15分
119番 受付者「はい 119です」
　　　通報者「人が圧死しそうです」

これは先月29日の事故発生直後から3時間ほどの間に消防に寄せられた87件の通報の一部です。韓国の国会議員が消防庁から入手し、きょうまでに公開しました。

事故発生6分後からは悲鳴やうめき声の通報も相次ぎ、混乱した現場の状況がうかがえます。

10月29日 午後11時13分
通報者「軍の部隊を投入しても足りない」

一方、事故当時の状況を調べている特別捜査本部はきょう、韓国警察トップの執務室など55か所を一斉に捜索しました。

また韓国メディアによりますと、現場を管轄する龍山警察署の署員が事故が起きる3日前に予想以上の人波を危惧する報告書を作成していましたが、上司はこれを黙殺。事故後には報告書を削除するよう署員に指示していたことが判明したということです。

特別捜査本部は、こうした対応についても押収した証拠をもとに裏付けを進めるとみられます。

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