フィギュア男子“新星”17歳マリニン 4回転半で逆転金 三浦佳生 粘り演技で(2022年10月24日)

フィギュア男子“新星”17歳マリニン 4回転半で逆転金 三浦佳生 粘り演技で(2022年10月24日)

フィギュア男子“新星”17歳マリニン 4回転半で逆転金 三浦佳生 粘り演技で(2022年10月24日)

 今、世界が注目する2人の17歳。フィギュアスケートグランプリシリーズ初戦。世界で初めて4回転アクセルを成功させたイリア・マリニン、対するは三浦佳生。男子フィギュア界、新時代の幕開けかもしれません。

 地元の大歓声を受けるアメリカのイリア・マリニン。

 先月、世界で初めて4回転アクセルを成功し、今フィギュア界で最も注目を集める17歳です。

 グランプリシリーズ開幕戦のアメリカ大会。マリニンはショートプログラム4位からフリーで逆転を狙います。注目は演技冒頭の4回転アクセル。

 解説:「4回転アクセル、すごーい!出来栄えもすごいことになっています。ジャンプ1つ終わって歓声が鳴りやみません」

 最高難度の4回転アクセルで出来栄え点4.11点を引き出し、1本のジャンプで16.61点を稼ぎました。

 4回転アクセルを見事、成功させたマリニン。次の4回転ジャンプも…。

 解説:「4回転トウループ、4回転ルッツ、4回転サルコウ。これがフィギュア界の新たな時代を切り開くジャンプの申し子。フリーの得点は194.29。自己ベストです。マリニンがここでトップに立ちます」

 一方、ショートプログラムでトップに立った17歳の三浦佳生。

 解説:「4回転トウループ、3回転トウループ」

 粘りの演技を見せ、見事2位となりました。

 しかしその後、思わぬハプニングが…。

 圧巻の演技で優勝した17歳、アメリカのイリア・マリニンと、2位の三浦佳生がお互いにメダルを掛け合っています。

 何があったのでしょうか。

 実は表彰式で金と銀のメダルが間違っていたのです。

 フィギュア男子シングル・三浦佳生:「(銀メダルをカメラに見せて)ありがとうございます」

 新しい時代を背負っていく2人の17歳。

 解説:「4回転アクセル…すごい!」

 この後、演技を控えていた三浦でしたが、マリニンの演技や得点はあえて見たそうです。

 フィギュア男子シングル・三浦佳生:「アクセル見ようかなみたいな感じで軽い気持ちで見に行ったんですけど、これから自分が滑るというのを忘れるくらい…すごく難度の高いプログラムを次々こなしていくので見入っちゃいましたね」

 そんな三浦はプロ野球の大ファンで、カード集めが趣味だそうです。

 趣味の野球を意外な形で競技につなげていました。

 フィギュア男子シングル・三浦佳生:「バッティングセンターがあったので、そこでちょっと回転を作るように…(バッティングする真似)バッティングは腰を開いちゃいけないじゃないですか。腰を止めて力を入れるのは同じかなっていう…似たものがあるような気はします」

 向上心あふれる17歳の今後に期待が高まります。

 一方、女子は…。

 北京オリンピック銅メダルで世界選手権女王、坂本花織がシーズンベストで海外でのグランプリシリーズでは初優勝。世界女王の貫禄を見せつけました。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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