ウクライナ攻防戦 ドローン攻撃をレーザー兵器で阻止せよ!(2022年10月21日)

ウクライナ攻防戦 ドローン攻撃をレーザー兵器で阻止せよ!(2022年10月21日)

ウクライナ攻防戦 ドローン攻撃をレーザー兵器で阻止せよ!(2022年10月21日)

 ウクライナ各地で連日、繰り返されるロシア軍による爆撃。ドローンによる攻撃が急激に増えるなか、ヨーロッパの企業が強力なレーザーでドローンを破壊する装置を開発しました。

 腹ばいになり、ライフルを撃つのはロシアのプーチン大統領です。動員令で集められた予備役の訓練を視察しました。

 他方、プーチン大統領。一方的に併合を宣言したウクライナ4州に対しては19日、戒厳令を出しています。

 南部ヘルソン州では、避難と称して住民をクリミアへと移動させました。

 防衛省防衛研究所・高橋杉雄氏:「人的、物的資源をロシア軍の好きなように使い、4州の資源を吸い尽くすことで、戦局をできるだけ有利に持っていこうと。攻勢に出られるなら出たいと思うが、物理的な現実が許していない。守りを固めていこう。しかもロシアの懐が痛まないよう、4州の守りを固めていこうと」

 地上部隊が劣勢に立たされるなか、ロシア軍が攻撃を強めている対象がウクライナの電力インフラです。

 ウクライナ、ゼレンスキー大統領:「ロシアは、ウクライナのエネルギーシステムを破壊し、民間人をもっと苦労させようとしています」

 ウクライナのエネルギー当局によりますと、ここ数日の攻撃で少なくとも発電能力の40%が失われたと言います。

 防衛省防衛研究所・高橋杉雄氏:「冬に向けて暖房が必要になってくる。暖房が使えないようにすることで、ウクライナ人の生活を困難にして、ロシアが要求する形で戦争をやめようという考え方が浮かぶことを促している」

 エネルギーインフラへの攻撃に使われているのはミサイルに加え、自爆型のドローン「カミカゼ・ドローン」です。

 ウクライナ、ゼレンスキー大統領:「ロシア軍は、ミサイルとドローンで発電所を攻撃し続けている。きょう、我々はミサイルとイラン製ドローンを撃ち落としたが、残念ながら、すべてではない」

 NATO=北大西洋条約機構は、近くウクライナにドローン防衛システムを提供するとしています。

 ドローンに対する防衛には、どのようなものがあるのでしょうか。

 フランス国防省の映像です。飛行するドローンが急に火花のようなものを散らして墜落しました。使われたのは、フランス企業が開発したレーザー砲です。

 担当者:「500メートルから1キロの距離で、爆発物や化学物質を積んだ小型ドローンに対してはミサイルを使えないので、レーザーは非常に有効です」

 強力なレーザーを発することで機体を燃焼させたり、オーバーヒートさせたりすることが可能だと言います。

 担当者:「このレーザーは、数キロの距離で覚知されることなく作動できます」

 弾薬を使わないため、電気がある限り、連射することができるといいます。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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