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世界各地で火と水の洗礼 山火事・洪水・海面上昇…住民恐怖(2022年10月20日)
ペルーで起きた大規模な山火事。燃え広がる火の手から逃れる野生動物の姿も捉えられました。
延焼を防ごうとするも炎の勢いは激しく、手の施しようがありません。
場所は南米ペルー・クスコ。アンデス山脈の一角で山火事が発生。
クスコといえば、インカの遺跡「マチュピチュ」。最寄りの村からも車で約30分かかる、標高2430メートルにある空中庭園。
その大自然残る山中で起きた大規模な山火事。
逃げているのはビクーニャと呼ばれるアルパカの仲間。炎が届かない水辺の周りにとどまってます。
そこでは「バックファイア」と呼ばれる消火手段も。先に草木に火を放ち、燃えるものをなくすという消火方法です。
しかし、炎は消えず…。
地元メディアによりますと、約3万ヘクタールが焼失。600頭のビクーニャが生息するエリアの9割が火災の影響を受けたといいます。
灯台を飲み込むほどの巨大な波。
アメリカ・ミシガン州では嵐の影響で暴風が吹き荒れ、ミシガン湖には最大6メートルの大波が押し寄せました。
地元メディアによれば、通常これほどの強風が街を襲うのは11月中旬以降とされていますが、今年はひと月以上、早い嵐の到来となっています。
南米北部のベネズエラでは悲劇が続いています。
被災者:「恐ろしい。こんな光景を見たのは初めてです」
押し寄せた泥に覆われた町…。堆積(たいせき)した土砂に足を取られ、移動するのも一苦労です。
数週間続いた大雨により、大規模な土砂崩れに襲われたベネズエラ中部。今週、2度目の土砂崩れが発生し、少なくとも3人が死亡、約50軒の住宅が被害に遭いました。
翌日、駆け付けたレスキューによって助け出された住民は、その恐怖を語りました。
被災者:「人や家が土砂にのまれていくのを目の当たりにするのは、つらかったです。非常に長い夜でした。私たちは大丈夫です、神に感謝します」
浸水の被害。それはアジアでも…。
大雨の影響ではなく、浸水している町。
地元の住民:「ここは乾いた土地だった、草花もたくさん咲いていた。変わったのは10年前からだ」
原因は「海面上昇」。
地元の人によれば、10年前から水位が上昇し、今ではボートがないと生活ができない状況に…。
場所はインドネシア。首都ジャカルタの東に位置する小さな集落です。ぽつんと海に浮かぶ家や庭にがれきが押し寄せている家。
住民たちの墓地。水没を免れたかに見えますが、墓石にこびり付いているのは「フジツボ」。
今は陸地でも日常的に浸水しているのです。
地元の住民:「ここが海になるなんて想像もしなかった」
ここで生まれ育った住民たち…。海面上昇から逃れるための家をかさ上げする費用も他の町に移るお金もなく、この町で生活せざるを得ないといいます…。 (C) CABLE NEWS NETWORK 2022
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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