「覚悟していたが寂しい…」国内最後の「ゴーラル」死ぬ がんで容態急変して安楽死に(2022年10月20日)

「覚悟していたが寂しい…」国内最後の「ゴーラル」死ぬ がんで容態急変して安楽死に(2022年10月20日)

「覚悟していたが寂しい…」国内最後の「ゴーラル」死ぬ がんで容態急変して安楽死に(2022年10月20日)

京都市動物園で飼育されていたカモシカの仲間「ゴーラル」が死にました。国内最後の1頭でした。

 ゴーラルのメスの「ホンホン」。10月19日、18歳で静かに息を引き取りました。

 ゴーラルは主に中国やインドなどの山岳地帯に生息するカモシカの仲間です。日本国内に野生のゴーラルはおらず、京都市動物園のホンホンが最後の1頭でした。今年6月に顎にがんが見つかり、10月19日に容態が急変。立つことも困難となり、担当者らの判断で安楽死させたということです。

 (京都市動物園・飼育員 安井早紀さん)
 「弱っている姿を見せることない感じだったので、本当にたぶんギリギリまで本人がすごく頑張ってくれたんだろうなと。私たちも覚悟はしていたんですけれど、やっぱり寂しい気持ちはあります」

 京都市動物園では今後は新たなゴーラルを飼育する予定はないということです。

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