【北朝鮮】再びミサイル発射 “米韓軍事演習に対する当然の対抗措置”
北朝鮮が4日に続き、6日朝も2発の弾道ミサイルを発射しました。北朝鮮は、ミサイル発射は米韓の軍事演習に対する“当然の対抗措置”だとしています。
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6日午前7時ごろ、岸田首相が官邸に入る際に、記者団の取材に応じました。
岸田首相
「9月末からの短期間だけでも6回目ということで、断じて容認することはできません」
北朝鮮は6日朝、2発のミサイルを発射し、この12日間で6回という異例の頻度で発射を続けています。
韓国軍関係者によると、2発は北朝鮮・平壌(ピョンヤン)付近で、移動式発射台から発射された異なる種類の短距離弾道ミサイルで、防衛省は、それぞれ日本のEEZ(=排他的経済水域)の外側に着弾したとしています。
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発射直後、国境を接する中国・丹東から対岸の北朝鮮側を見ると…
記者(中国・丹東、日本時間6日午前6時すぎ)
「北朝鮮がまたミサイルを発射したということです。ほとんど明かりがついていませんが、いつもと変わらない様子です」
大通りに車や人影が見えますが、変わった様子はありませんでした。
4日は、日本上空を通過する中距離弾道ミサイルを発射した北朝鮮。これまで沈黙を保っていましたが、6日朝、北朝鮮外務省が「アメリカの空母が朝鮮半島周辺に展開し、重大な脅威となっていることを注視している」とコメントを発表。ミサイル発射は“当然の対抗措置”だとして、米韓の軍事演習や国連での動きを批判しました。
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その国連で、日本時間6日未明から安保理会合が緊急開催されていました。
アメリカ トーマスグリーンフィールド国連大使
「2つの理事国(中国とロシア)は、金正恩(キム・ジョンウン)総書記の後ろ盾だ」
アメリカは、北朝鮮への制裁の緩和を求める中国とロシアを厳しく批判し、中国とロシア側は、「米韓軍事演習や空母の動きが状況を悪化させている」と、北朝鮮の主張に沿う形で反論しました。
またしても、安保理として一致した対応をとることはできませんでした。
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圧力への対抗を口実にしたミサイルの発射は、着々とミサイル技術の向上を図る狙いもあるとみられています。
日米韓3か国は6日、それぞれのイージス艦が参加するミサイル防衛訓練を実施しました。北朝鮮が、これにさらに反発する可能性も出ています。
6日、岸田首相は、韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領と電話で今後の対応を協議する予定です。
(2022年10月6日放送「news every. 」より)
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