「永遠に私たちと同じ国民になる」プーチン大統領 ウクライナ4州を“併合宣言”(2022年9月30日)
ロシアのプーチン大統領がクレムリンで演説し、ウクライナ4州の併合を一方的に宣言しました。
プーチン大統領：「ロシア国民、ドネツク、ルガンスク、ザポリージャ、ヘルソンの皆様、議員、議長。投票が行われて、結果はご存じの通りです。ドネツク、ルガンスク、ザポリージャ、ヘルソンは自分たちではっきりと選択しました。数百万人の人民の意志です。ソ連はもうありません。でも戻る必要はありません。彼らは永遠に、私たちと同じ国民になります。キーウ政権に2014年から続く戦争行為をやめ、交渉につくよう言います。キーウは彼らの意志を尊重しなければいけない。それが平和につながる」
EU（ヨーロッパ連合）は即座に声明を出しました。
EU：「ロシアはウクライナの独立・主権・領土保全を露骨に侵害しました。違法な併合を断固として拒否し非難します」
4月までヘルソンに住んでいた女性：「ヘルソンの住民は、ロシアの一部になることを望んでいません。怒り、悲しみ。家に帰りたいです」
今回併合されたヘルソン州に今年4月まで住んでいた女性。今は子ども2人を連れ、キーウで避難生活を送っています。
4月までヘルソンに住んでいた女性：「妊娠中にヘルソンを離れ、日用品やベビーベッドは置いてきたので、5カ月の娘は、そのベビーベッドで一度も眠ったことがありません。（Q.ヘルソンに戻りたいですか？）ロシア軍がすべて撤退したら帰りたい。安全なヘルソンに子どもたちを連れて行きたいです。ヘルソンはウクライナです」
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