【速報】「医者になるために 東大目指し」逮捕の高２
１５日朝、東京・文京区の東京大学キャンパスの近くで、大学入学共通テストの受験生ら３人が刃物で切りつけられました。警視庁は、高校２年生の男子生徒を現行犯逮捕しました。容疑者の男子生徒が取り調べを受けている本富士警察署から、皆川キャスターの報告です。
本富士警察署は、東大キャンパスから１キロちょっと離れたところにあります。試験中もキャンパスの前の歩道には、近所の人が多く行き交っていました。
殺人未遂の疑いで逮捕された１７歳の男子生徒は、現行犯逮捕された直後、１５日午前９時前に本富士警察署に入りました。当初は捜査員の取り調べに素直な様子で応じていましたが、今は黙秘しているということです。
警視庁によりますと、男子生徒は高校２年生で大学入学共通テストの受験生ではなかったのですが、犯行の動機について「医者になるために東大を目指していたが、成績が振るわなくなった」「勉強がうまくいかず、事件を起こして死のうと思った」と供述しているということです。男子生徒と被害者３人に面識はなく、警視庁は通り魔的な犯行とみて調べを進めています。
男子生徒は名古屋市に住んでいて、午前６時に高速バスで東京に来たと話しているということですが、１４日夜、男子生徒の親から「息子が帰宅しない」と、愛知県警に行方不明届けが出されていたことも新たに分かりました。警視庁は、男子生徒の動機や、名古屋から東京までの足取りを詳しく調べています。（15日17:35）
