「石油界のドン」ENEOS前会長 辞任理由は“性加害”…「セクハラ行為で間違いない」(2022年9月22日)

「石油界のドン」ENEOS前会長 辞任理由は“性加害”…「セクハラ行為で間違いない」(2022年9月22日)

「石油界のドン」ENEOS前会長 辞任理由は“性加害”…「セクハラ行為で間違いない」(2022年9月22日)

 「一身上の都合」として、突然辞任していました。「石油界のドン」と呼ばれたエネオスホールディングス前会長の辞任の理由が、女性へのいわゆる“性加害”問題だったことが明らかになりました。

■エネオスHD「背く行為は極めて遺憾」

 エネオスホールディングス・杉森務会長(当時):「エネルギーは変えなければいけない。産業構造を変えなければいけない。国民生活も変えなければいけない」

 今年1月、経済3団体による新年祝賀会で、脱炭素化への思いを語ったのは、石油元売り大手・エネオスホールディングスの当時の会長だった杉森務氏(66)。石油界のドンと呼ばれた人物です。

 しかし、先月、エネオスホールディングスは杉森氏の辞任を発表。「一身上の都合による」辞任としていましたが、21日になって突如、詳しい理由を明らかにしました。

 エネオスホールディングス:「人権尊重、コンプライアンス徹底を経営の最優先事項と位置付けているにもかかわらず、元会長自らがこれに背く行為を行ったことは、極めて遺憾です」

■5分間の質疑応答 「冷静」5回繰り返す

 杉森前会長にあったという人権やコンプライアンスに背く行為とは一体、何だったのでしょうか?

 週刊新潮によると、杉森前会長は7月、那覇市の高級クラブで女性従業員の胸を触ったほか、キスを強要するなどのセクハラを行い、肋骨(ろっこつ)骨折など全治2週間のけがをさせたというのです。

 石油連盟の会長や経団連の副会長も務め、石油界のドンと呼ばれていた杉森前会長。新年祝賀会で、今年の景気の展望を問われると、次のように答えていました。

 杉森会長(当時):「冷静に前進ということです」「(Q.冷静にはどういう思いが?)冷静にというのは、社会経済活動が再開してるわけですけど、ウィズコロナにおいて大事なことは、冷静に経済を回していくことではないか。ということで、冷静に前進ということです」

 「冷静に経済を回すことが大事」と訴え、5分間の質疑応答で、「冷静」という言葉を5回も繰り返していた杉森前会長。

 杉森会長(当時):「冷静に経済を回していくと」「冷静に前進ということです」「これもですね、冷静に感染症対策を取る」

■セクハラ行為あった?店「答えられない」

 しかし、夜の席では、冷静さを失ってしまったのでしょうか?

 杉森前会長のセクハラ行為の詳細について確認するべく、那覇市の高級クラブを取材しました。

 電話口には、従業員とみられる女性が出ましたが、電話は50秒ほどで切られてしまいました。

 杉森前会長が、実際にセクハラ行為を行ったかどうかについては、答えられない。さらに、杉森前会長が実際に店舗に訪れていたかどうかも、お客様の情報は答えられないということでした。

■公表まで1カ月以上「プライバシー保護を最優先」

 杉森氏の会長辞任の発表と同じ日に、4月から6月の決算も発表していたエネオスホールディングス。

 前年に比べ、大幅に利益を伸ばしたことを明らかにしましたが、杉森氏の辞任の詳細については触れず、21日になって、性加害の事実を認めました。

 突然の辞任から、セクハラが理由と公表するまで、1カ月以上がかかりました。なぜ、すぐに発表できなかったのでしょうか?

 エネオスホールディングス:「これまで、被害を受けられた方のプライバシー保護を最優先とし、元会長の辞任の背景についての言及を控えておりました。被害を受けられた方に、深くおわび申し上げます」

■辞任理由「セクハラ行為で間違いない」

 前会長の悪質な性加害の行為について、エネオスのガソリンスタンドの利用者からは、次のような声が聞かれました。

 利用客:「ひどいことしたなと、思いましたね。幻滅ですね。幻滅しちゃいますね」

 エネオスホールディングスに対し、杉森前会長への取材も申し込みました。

 エネオスホールディングス:「辞任の理由は、女性に対するセクハラ行為だったことは、間違いないです。セクハラ行為があったことは、元会長自身も認めています。すでに会長を退いているので、記者会見などを行う予定はございません」

(「グッド!モーニング」2022年9月22日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

ANNnewsCHカテゴリの最新記事