【初公判】被害者「人生が大きく狂わされた」白金高輪駅“硫酸事件”

【初公判】被害者「人生が大きく狂わされた」白金高輪駅“硫酸事件”

【初公判】被害者「人生が大きく狂わされた」白金高輪駅“硫酸事件”

大学時代の後輩に硫酸をかけ、けがをさせたなどの罪に問われている男の初公判が開かれました。法廷では、「人生を大きく狂わされた」との被害者の調書も読み上げられました。

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裁判官
「起訴内容に間違いはありませんか?」

花森被告
「間違いありません」

起訴内容を認めた大学生の花森弘卓被告、26歳。大学時代の後輩の男性に突然、硫酸をかけ、全治3か月のけがをさせた罪などに問われています。

男性には後遺症があります。一方、花森被告も逮捕された際には、左のまぶたに硫酸によるものとみられるやけどの痕が残っていましたが、その痕は見当たりませんでした。

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去年、東京メトロ・白金高輪駅で起きた“硫酸事件”。花森被告は事件後、通っていた大学がある沖縄へ逃亡していたところを、逮捕されました。

被害者の男性とは大学時代、同じサークルに所属していたといいます。事件は“上下関係のトラブル”がきっかけだったとみられています。

20日に開かれた初公判で、検察側は冒頭陳述で「レシート裏にやることリストを作り、『硫酸をかける』などと記入していた」ことを明らかにしました。

花森被告の自宅から見つかったというコンビニのレシートの裏には「やることリスト」、「硫酸をかける」など、犯行に至るまでの“やること”が書かれていたといいます。

さらに検察側は、花森被告が大学のホームページなどから男性の就職先を特定し、事件当日には男性の会社の周辺を数時間徘徊していたことを指摘しました。

防犯カメラにも、花森被告とみられる人物が被害者の男性のあとをつけて移動するような様子が映っていました。

大学時代、自分のことを「おれっち」と呼び、被害者の男性らから“いじられキャラ”とされていたという花森被告。

法廷では、被害者の男性の供述調書も検察側から読み上げられました。

男性の供述調書
「硫酸をかけられた理由が分からず、人生が大きく狂わされた。今後、私の人生に関わってほしくない」

弁護側は、「花森被告が大学時代、被害者らから個性的な趣味や性格、容姿などをいじられたり、からかわれることもあった」などと、事件の背景を説明しました。

次回の裁判では、花森被告の被告人質問が行われる予定です。
(2022年9月20日放送「news every.」より)

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