米デトロイト モーターショー EVが勢揃いする中で日本発「空飛ぶバイク」登場|TBS NEWS DIG
アメリカ・デトロイトで開幕したモーターショー。EV=電気自動車が勢揃いする一方、日本発の新興企業が手がけたハイブリッドの「空飛ぶバイク」も登場。記者が体験しました。
アメリカ・デトロイトで開幕した「北米国際自動車ショー」。新型コロナの影響でおよそ3年半ぶりの開催となった今回は、世界的な脱炭素の流れを受け、スポーツカーやトラックなどEV=電気自動車がズラリ。
そんな中、EVではないものの、ひと際注目される乗り物がありました。
記者
「会場の外に巨大なドローンのようなもの。よく見るとバイクです」
全長3.7メートル、重さ300キロのこちらのバイク、日本発の新興企業が開発しました。エンジンにガソリン、プロペラに電力を使用するハイブリッド型で、最大時速100キロ。飛行可能な「空飛ぶバイク」です。
空港で行われた飛行デモンストレーションに特別に記者も参加しました。プロペラ音が響きわたり、巨大な機体が3メートルほど浮かびます。
そして…
記者
「気持ちいい~!」
バイクは時速30キロで空中を走ります。旋回もこの通りスムーズ。今回はリモコンによる遠隔操作での飛行となりましたが、体験者は…。
実演飛行の体験者
「とてもかっこいい!想像以上の信じられない体験でしたよ」
公道上を飛行できるようになるのはまだ先ですが、すでに日本やアメリカで問い合わせが増えているということです。日本人の開発者は「空飛ぶバイク」の日本普及に向け意気込みを見せました。
エアウィンズテクノロジーズ 三浦和夫CPO
「どういうレギュレーション(規制)であれば、みんなが安心して楽しんでもらえるか。日本の政府の方々がすごく努力されている部分をより加速させる役目ができればと思っています」
一方、EVをめぐってはアメリカでは新車販売台数の割合が5%を超えています。
アメリカ自動車大手ゼネラルモーターズの最高経営者はJNNの取材に対し、EVの未来への期待を語りました。
GM メアリー・バーラCEO
「完全な電動化の未来を信じているので、本当に興奮しています。幅広い車種で優れたEVを製造することで、アメリカ自動車市場の電動化に重要な役割を果たしています」
一方、日本の新車販売台数のうちEVは1%。この分野では遅れをとっているためでしょうか、会場の日本企業のブースではEVがほとんど見られませんでした。
バイデン大統領
「ここミシガンで私たちは電気自動車の未来を築いています」
モーターショーを視察したバイデン大統領は、新たに35の州全体に充電インフラを構築するための資金提供を承認したと発表。EV開発をさらに加速させる考えをアピールしました。
欧米などを中心に本格的なEV時代へ転換期を迎える今、日本の技術のさらなる進化も期待されます。
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