「ダメージ大きい」旅行キャンセルで観光地に不安 台風14号・3連休に列島縦断か(2022年9月15日)
日本列島は、いま、2つの台風と温帯低気圧に囲まれています。警戒が必要なのは、台風14号。列島を縦断する恐れが出てきました。
長崎市端島。“軍艦島”は、今月初めの台風11号で被害を受け、上陸ツアーが禁止されています。周遊クルーズに切り替えて対応していたところに、今度は、14号です。
軍艦島ガイドの男性:「すごく怖いコース。一番、怖いコースですね。(Q.3連休のタイミングだが)日曜日、月曜日は、ほとんど厳しいでしょうね」
シルバーウィークの予約は、ほぼ満室だった鹿児島県・指宿温泉の旅館でもキャンセルが相次いでいるといいます。
いぶすき秀水園湯通堂・洋副総支配人:「9月では、一番、集客もできて、売り上げが立つ日程。旅館としてはすごくダメージが大きい」
鹿児島県枕崎市の菊農家。台風が迫る前に、お彼岸に向けて育てられた菊の花を出荷しなければならなくなり、急いで刈り取られました。その数、5000本。
菊農家・大塚洋佑さん:「彼岸の入りが20日。19日の競りが、一番、需要期なので、そこに合わせて作っていた。ハウス栽培なので、破けたら、そこから風が入って、菊が全部なぎ倒されます。最悪のタイミング。ストレスがすごい。台風にびくびくしています」
台風14号は18日から九州に接近・上陸する恐れがあり、その後、本州方面へと進路を変えるとみられます。
16日から影響が出始める沖縄県大東島地方。最大瞬間風速は30メートル、海上は7メートルの大しけが予想されています。
南大東村観光協会・桃原祥子さん:「観光施設もあすの夕方、営業終了後に台風対策、土嚢を積んだりする予定。ご来島予定の方々のキャンセル等もあると思う」
台風の影響は、意外なところにも出ています。夏の太平洋高気圧が勢力を強め、西日本は、異例の残暑となっています。
イタリア人観光客:「日本は地獄だと思います。暑さに慣れなくて湿気も高い。もう夏は嫌、終わってほしい」
九州各地で観測史上、最も遅い猛暑日となりました。16日も全国的に残暑が続くため、真夏並みの熱中症対策が必要です。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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