ウクライナ情勢めぐる一連の協議終了も進展なし

ウクライナ情勢めぐる一連の協議終了も進展なし

ウクライナ情勢めぐる一連の協議終了も進展なし

 緊迫するウクライナ情勢をめぐり、欧米とロシアによる一連の協議の最後となる欧州安全保障協力機構の会合が開かれましたが、ここでも事態打開に向けた具体的な進展はありませんでした。

 欧米やロシアに加えウクライナも加盟する欧州安保協力機構の会合は13日、ウィーンで開かれ、冒頭で議長国ポーランドの外相が「戦争のリスクが過去30年でかつてないほど高まっている」と懸念を表明しました。

 これに対し、ロシアの代表は「建設的な回答が得られなければ、安全保障の脅威を排除するためあらゆる手段を取る」とけん制しました。

 会合後、ウクライナ外相は「ロシアを抑止するためにパートナーと積極的に連携していく」との声明を出しています。

 ウクライナ国境周辺にはロシア軍が10万人規模で集結しているとして緊張が高まっていて、撤収を求める欧米側と、NATO=北大西洋条約機構がこれ以上東に拡大しないことを求めるロシア側との間で、今週、協議が立て続けに行われましたが、いずれも事態打開に向けた具体的な進展はありませんでした。

 一方、ロシアのラブロフ外相はロシアメディアのインタビューで、一連の協議を受け欧米側が来週にも文書で回答する見通しだとして、「回答を受け取った後、我々の行動を決める」と述べています。(14日03:10)

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