【女王の“棺”】バッキンガム宮殿に到着 整理券求め「行列」
イギリスのエリザベス女王の棺(ひつぎ)が、ロンドンのバッキンガム宮殿に到着しました。14日以降には一般市民が女王に別れを告げる機会が設けられる予定で、テムズ川沿いにはすでに、整理券を求める市民の列ができていました。
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日本時間14日午後3時ごろのイギリス・ロンドン。エリザベス女王とお別れをするため、テムズ川沿いには、弔問を希望する人の長い列ができていました。列には、いくつものテントや、寝ている人の姿もありました。
列にならぶ人
「明日は仕事に行かなければならないから、朝3時半に来ました。女王に敬意を払いたかったからです。彼女は70年間イギリスのために素晴らしい仕事をしてきました。ですから、敬意を示すべきだと思いました」
エリザベス女王は70年にわたり在位し、国民に人生を捧げてきました。
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エディンバラの大聖堂からバグパイプの音色と共にあらわれたエリザベス女王の棺は、現地時間13日、イギリス北部・エディンバラで市民らとの対面を終え、一時安置されていた大聖堂をあとにしました。
棺は、イギリス空軍により輸送され、ロンドンに到着。市内を移動する道中では、棺を一目見ようと沿道に大勢の市民が集まり、見物の車で渋滞が発生するほどに。棺の周りには照明がたかれ、暗くなった街中でも見えやすいようになっていました。
そして、棺は女王の生前の住まいで、多くの公務をこなしてきたバッキンガム宮殿に到着しました。この場所にも多くの人が集まり、暗闇で光るスマートフォンの画面は、女王の死を悼む灯火のようにもなっていました。
市民
「立ち会えて光栄です」
市民
「(女王が戴冠(たいかん)した時)私は5歳の子供でした。彼女は、私の生涯の女王です。だから、お別れのためにここにいるんだ」
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14日以降、一般市民が対面し、女王に別れを告げる機会が設けられる予定です。
その整理券を得るためにできていたのが、テムズ川沿いの行列です。実は、前日の13日から、すでに列になっていました。
整理券を求める人
「12日夜から来てました。12日は路上で寝て快適ではありませんでしたが、女王を愛していますから」
イギリスメディアは、75万人が弔問に訪れる見込みだとして、政府関係者の話として、最長で30時間待ちになる可能性があるなどと伝えています。
また、ロンドンでは13日の早朝、国葬のリハーサルが行われ、衛兵らが隊列を組み行進する姿もみられました。
女王の国葬は19日。各国のロイヤルファミリーらも参列する中、ウェストミンスター寺院で執り行われます。
(2022年9月14日放送「news every.」より)
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