事件の半年前から『要保護児童』市と児相が見守り対象に…２歳娘を虐待疑いで父親逮捕（2022年9月14日）
２歳の次女を虐待したとして父親が逮捕された事件。行政は事件前から次女を見守り対象にしていました。
９月１４日に傷害の疑いで送検された大阪府枚方市の配送業・平井凜太郎容疑者（２４）。去年１２月、平井容疑者は自宅で当時２歳だった次女の両足を持って逆さづりにして振り回し、テーブルにぶつけて大けがをさせた疑いがもたれています。
平井容疑者は、実の子である長女（５）と被害者となった次女、そして２０代の知人女性との４人暮らしでした。事件の約半年前の去年６月、警察から児童相談所に「夜間に子ども２人を保護した」と連絡がありました。その後、２人が通う保育園からも市に次のような連絡がありました。
（保育園から市への連絡 去年９月）
「次女の目のまわりに黄色いあざがある」
こうしたことから市と児相は去年１１月、姉妹について『ネグレクト＝育児放棄』のおそれがあると判断して、『要保護児童』として見守りの対象としました。
そんな中、去年１２月、保育園から「次女が口の中をけがしている」と連絡があり、市が家庭訪問をしたところ、平井容疑者が「玄関の扉に顔をぶつけた」と話したということです。
平井容疑者は「こらしめてやろうと思った」と容疑を認めていて、警察は虐待が繰り返されていたとみて捜査しています。
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