一時は３時間待ちも…マイナポイント申請窓口が混雑！？背景に「申請期限」の勘違い？（2022年9月9日）
マイナンバーカードを持っている人は申請すると最大２万円分のポイントがもらえるという国のキャンペーンをめぐって、神戸市で今、申請窓口が“大混雑”しています。この背景には多くの人の“勘違い”があるようです。
９月８日、神戸市の東灘区役所では、順番を待つ人たちで朝からひときわ混雑している窓口がありました。
（区役所に来た人）
「（Ｑきょうはどういう理由で区役所に？）マイナポイントをいただきに」
「マイナポイントです。こんなに混んでいるとは思っていなかったです」
（記者リポート）
「マイナポイントの手続きは午前１０時半時点で、すでに６０分待ちとなっています」
総務省などが実施するキャンペーン「マイナポイント 第２弾」。マイナンバーカードを申請し、健康保険証としての利用申し込みや公金受け取り口座の登録を行うと、最大で２万円分のポイントがもらえるというものです。
今年の６月３０日に始まったこのキャンペーン。神戸市ではポイントの付与手続きをわかりやすくするため、区役所などにサポートデスクを設置し対面で受け付けしていますが、ここに人が殺到しているというのです。
（東灘区市民課 朝井秀樹係長）
「年配の方、ご自身で（申請）できない方が来られるケースが多いです。１８０分待ちの表示をさせていただいた時間帯もありました」
混雑を解消しようと、９月から事前予約システムを導入しましたが、その予約もほぼ毎日埋まっているといいます。どうしてこんなに殺到しているのでしょうか。実は“ある勘違い”が起きているようです。
（東灘区市民課 朝井秀樹係長）
「９月末がマイナポイントの期限と勘違いされている方が非常に多いです」
そもそも今回のキャンペーンでポイントをゲットするためには、マイナンバーカードの新規取得の申請は９月末までに済ませなければいけませんが、ポイントの申請期限は来年２月末まで。この２つの期限を混同しポイントの申請に来る人が増えているというのです。
取材に行った日も…。
（区役所に来た人）
「きょうはポイントの付与で。今月いっぱいって聞いたから。（Ｑポイントの申請は来年２月末までですが？）あ、いけるの？（Ｑマイナンバーカードはすでに持っている？）カードは３、４年前につくりました」
（東灘区市民課 朝井秀樹係長）
「（マイナンバーカードの）申請の方は急いで来ていただきたいですけども、マイナポイントの申請は来年２月までにお手続きしていただいたら結構ですので。先着順じゃありませんので、ごゆっくり来ていただければ」
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