1秒でも早く救う!“消防レスキューの甲子園”3年ぶりに開催!愛する家族のために奮闘するお父さんに密着|TBS NEWS DIG #shorts
全国の消防隊員が命を救う技術を競う“消防レスキューの甲子園”が先週、3年ぶりに開催されました。Nスタは日本一を目指すチームに密着。最後には思いもよらないドラマがありました。
全国の消防隊員が命を救う技術を競う“消防レスキューの甲子園”が3年ぶりに開催されました。Nスタは日本一を目指すチームに密着。そこには愛する家族のために奮闘する消防隊員の姿がありました。
■全国から選ばれた消防士931人が技を競う
全国から選抜された、消防士931人が全16種目でスピードと正確さを競う、全国消防救助技術大会が開催されました。1秒でも早く救い出す!人命救助、日本一を目指す隊員たちに密着しました。
Nスタが密着したのは東京消防庁・府中消防署朝日出張所のチーム。
ある種目で日本一を狙っています。それは引揚救助の訓練です。
10キロの装備を背負った2人の隊員が高さ7メートルの壁を下り、要救助者の元へ向かい、棟の上に残った2人の隊員がロープを引いてあげていくというものです。
監督
「ただいまの記録は1分12秒6」
別チーム
「早え~」
入庁13年目のベテラン堀江さんです。
東京消防庁府中消防署朝日出張所 堀江亮介消防士長(30)
「チームにとっては辻岡がキーマン。彼が登る3番登はんのところは日本一のタイムを狙っていますし」
■キーマンは一番“小柄”な隊員 きっかけは「阪神淡路大震災」
そのキーマンがチームで一番小柄な辻岡消防副士長。全国大会は初出場です。
東京消防庁府中消防署朝日出張所 辻岡宏二郎消防副士長(31)
「小柄な方でパワーがないけどその分他のところでタイムを縮めていければなって思っています。全国制覇目指してやっているので1番とりたいです」
大阪出身の辻岡さん。そもそも、消防士を目指すきっかけになったのが、4歳に経験した阪神淡路大震災でした。
辻岡消防副士長
「(災害現場に)一番最初に駆けつけて仕事するのが消防士。かっこいいなって思ってそんな風に自分もなりたいなって思ってこの仕事目指しました」
■キーマンは2児の父
練習中は険しい表情の辻岡さんですが…家に帰れば、笑顔が絶えない2人の子どものお父さん。
辻岡消防副士長
「可愛いですね、癒しですね」
消防車が大好きな瑛太郎くんためにも、日本一をとりたい。
瑛太郎くん
「頑張れ!」
辻岡消防副士長
「頑張れ?急にどうした。ありがとう、頑張るわ」
■家族が見守る中、いよいよ本番
結果は・・・
息子の応援を胸に迎えた当日。
ライバルチームはミスなく続々とゴールしていきます。4チームを終え、ここまでのトップは1分18秒8。
いよいよ辻岡さんたちの出番。手を振る先には家族の姿も。
勢いよく飛び出したのは、ベテラン堀江さん。それに続き、キーマンである辻岡さんもテンポよく下っていきます。そして要救助者の元へ。ここまでは順調です。
しかし、通常は3秒ほどでできるはずの、“帯”を結ぶ工程。
辻岡さん、少し手間取ってしまいました。思わぬタイムロスです。
その後、必死の追い上げを見せるも…タイムは1分23秒2。
結果は12位。残念ながら、日本一とはなりませんでした。
辻岡消防副士長
「自分がミスしたので悔しさしかなかったですね」
初出場は、悔いの残る結果になってしまった辻岡さん。それでも家族には辻岡さんの頑張りが伝わっていました。
辻岡消防副士長
「かっこよかった?」
瑛太郎くん
「うん」
辻岡消防副士長
「ありがとう」
瑛太郎くんが指さしたワッペン。それは、東京消防庁・特別救助隊の証。辻岡さんたちの誇りが込められています。
辻岡消防副士長
「リベンジできる機会があるならリベンジして次につなげたいですね」
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