【大阪・母娘殺害】ブラジル国籍夫の弁護士「複雑な事情があったと…」

【大阪・母娘殺害】ブラジル国籍夫の弁護士「複雑な事情があったと…」

【大阪・母娘殺害】ブラジル国籍夫の弁護士「複雑な事情があったと…」

大阪・堺市で妻と娘を殺害したとして、公開手配中のブラジル国籍の夫が親族に対し、「妻が子供を殺してしまい、パニックになり妻を殺した」という趣旨の説明をしていることが分かりました。男の弁護士によると、今週にも何らかの声明を出す準備をしているということです。

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ブラジル国籍のバルボサ・アンデルソン・ロブソン容疑者(33)は、大阪・堺市の自宅で、妻の荒牧愛美さん(29)と娘のリリィちゃん(3)を殺害したとして、公開手配されています。2人の遺体が発見される2日前、バルボサ容疑者は母国ブラジルへ出国していました。

3日、私たちはブラジル・ロンドリーナのバルボサ容疑者の両親が住んでいるとみられる家を訪ねるました。しかし、呼びかけに返事はなく、扉には鎖がかけられていました。

バルボサ容疑者はどこにいるのでしょうか。

事件後に、本人と連絡をとったというバルボサ容疑者のいとこに話を聞きました。

バルボサ容疑者のいとこ
「彼は『妻をあやめてしまった』って言っています」

妻の殺害を認める一方、あることを訴えていたといいます。

バルボサ容疑者のいとこ
「彼が家族全員に強く訴えていることは、『妻が子供を殺した』ということです。妻が子供を殺してしまったことで、『パニックに陥って、彼は妻を殺してしまった』と言っています」

いとこによると、バルボサ容疑者は“妻の愛美さんが娘のリリィちゃんを殺害しているのを見てパニックに陥り、愛美さんを殺害してしまった”と主張しているといいます。

さらに、バルボサ容疑者本人とみられるSNSのアカウントから友人に送られたメッセージにも、「離婚について話している際に、妻が子供を殺害した」とする趣旨の内容が書かれていました。

バルボサ容疑者とみられるメッセージ
「俺は、娘をブラジルに連れて行くつもりだった。それで彼女は激怒した。俺がトイレに行っている間に事件が起こった」

バルボサ容疑者の弁護士は、今週にもバルボサ容疑者側が、“ビデオメッセージなどでなんらかの声明を出す準備を進めている”などと話しました。

バルボサ容疑者の弁護士
「彼自身は、一度も『自分が無実だ』と言ったことはありません。彼は、メディアが放送する内容におびえています。『気持ちが落ち着いたら、ちゃんと説明したい』と、『報道されていることよりも、もっと複雑な事情があったということを弁明する』と言っています」

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事件は、ブラジルでも報道されています。ブラジル国民の声を聞きました。

ブラジル国民
「もし、本当に彼がやっていて、ブラジルへ逃げているとしたら、情けない」

「日本で起こしたことは、向こうで裁かれるべき」

バルボサ容疑者は「ブラジルの連邦警察にも事情を説明したい」と話しているということですが、大阪府警は今後、妻と娘を殺害した容疑で国際手配する方針です。
(2022年9月5日放送「news zero」より)

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