ゴルバチョフ元ソ連大統領(91)死去 東西冷戦を終結させる(2022年8月31日)
「ゴルビー」の愛称で親しまれた旧ソビエト連邦最後の最高指導者、ゴルバチョフ元大統領が30日に亡くなりました。91歳でした。
タス通信などによりますと、ゴルバチョフ元大統領は1985年、当時のソビエトの書記長に就任しました。
ペレストロイカと呼ばれた政治・経済改革を行い、旧ソ連の民主化を進めました。
アメリカとの軍縮協議も進めて東西冷戦を終結に導き、1990年、ノーベル平和賞を受賞しました。
ゴルバチョフ氏の功績は世界的に称えられる一方で、ソ連の崩壊により深刻な社会的な混乱に陥れたとしてロシア国民の間では否定的な声も根強いです。
また、ウクライナ侵攻を巡ってはゴルバチョフ氏が代表を務める財団は「一刻も早い戦闘行為の停止」を求める声明を発表していました。
タス通信は、ゴルバチョフ氏がモスクワ市にあるノボテビチ墓地の妻のライサさんの隣に埋葬されると報じています。
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