児相把握から虐待認定まで約3か月 一時保護なし 4歳男児を虐待死の疑いで母親の交際相手を逮捕｜TBS NEWS DIG
横浜市で交際相手の4歳の長男に暴行を加え死亡させたとして男が逮捕された事件で、児童相談所が事件の3か月前に虐待のおそれについて通告を受けながら、一時保護などの措置をとっていなかったことがわかりました。
この事件は、横浜市の内田正也容疑者（30）が2018年1月に、鶴見区のアパートで同居していた交際相手の女性（30）の長男・紺野叶志郎ちゃん（当時4）に暴行を加え、死亡させたとして逮捕されたものです。
事件前の2017年10月には、女性から相談を受けた警察が内田容疑者の元を訪れ、内田容疑者が叶志郎ちゃんを殴ったことを認めたため、児童相談所に通告していました。しかし、児童相談所が女性と初めて面会したのは通告のおよそ2か月後。「身体的虐待がある」と認定したのはさらに翌月の1月18日で、その5日後に事件が起きました。
横浜市中央児童相談所などの会見
「結果として、こういった、お子さんが亡くなるというような状況に至っておりますので、大変事態は重く受け止めております」
児童相談所は「保育園からの情報などを踏まえ、一時保護が必要との判断には至らなかった」「経緯については今後、必要に応じ、検証委員会などで検証を行う」としています。
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