オデーサ港訪問の国連事務総長「穀物の輸出不可欠」(2022年8月20日)

オデーサ港訪問の国連事務総長「穀物の輸出不可欠」(2022年8月20日)

オデーサ港訪問の国連事務総長「穀物の輸出不可欠」(2022年8月20日)

 国連のグテーレス事務総長はウクライナ南部オデーサの港を訪問し、穀物の輸出が食料価格の安定のために必要不可欠だと強調しました。

 国連・グテーレス事務総長:「ウクライナとロシアからより多くの食料と肥料を運び出すことは、市場を落ち着かせ、価格を下げるためには極めて重要です」

 グテーレス事務総長は19日、オデーサ港を訪れ、ウクライナとロシアなどとの合意で再開した穀物輸出の状況を視察しました。

 グテーレス事務総長は、穀物を運ぶ船について「世界で最も弱い立場にある人々や国にとって希望の船だ」と述べ、世界的な食糧危機が懸念されるなか、穀物輸出をさらに増やしていく意向を改めて示しました。

 国連などによりますと、これまで60万トン以上の穀物が25隻の船によってウクライナの港から運び出されたということです。
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