「台湾海峡の平和と安定に日米緊密連携」岸田総理がアメリカ・ペロシ下院議長と朝食会 緊迫する中国・台湾情勢について協議|TBS NEWS DIG

「台湾海峡の平和と安定に日米緊密連携」岸田総理がアメリカ・ペロシ下院議長と朝食会 緊迫する中国・台湾情勢について協議|TBS NEWS DIG

「台湾海峡の平和と安定に日米緊密連携」岸田総理がアメリカ・ペロシ下院議長と朝食会 緊迫する中国・台湾情勢について協議|TBS NEWS DIG

岸田総理はけさ、アジアを歴訪中のアメリカのペロシ下院議長との朝食会に臨み、緊張が高まる中国や台湾情勢について意見を交わしました。国会記者会館から報告です。

朝食会はおよそ1時間行われ、ペロシ下院議長の台湾訪問に反発する中国や台湾情勢をめぐり、日米間で連携して対応していくことを確認しました。

岸田総理
「台湾海峡の平和と安定を維持するため、引き続き日米で緊密に連携していくこと。これを確認をいたしました」

朝食会で岸田総理は▼「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向け、ペロシ氏のリーダーシップとアメリカ議会の支援を期待していると伝えたほか、▼ウクライナ侵攻を続けるロシアや北朝鮮情勢などについて意見交換しました。

また、台湾周辺海域で行われている中国の軍事演習で5発の弾道ミサイルが初めて日本のEEZ=排他的経済水域内に落下したことについて非難・抗議するとともに、即刻中止を求めたことも伝えました。東シナ海や太平洋上空では、中国のものとされる偵察型の無人機計3機も確認されていて、岸防衛大臣は軍事演習との関連に言及しています。

今回のペロシ氏の台湾訪問で米中関係が悪化し、台湾有事を誘発することをなんとしてでも避けたい日本政府は、一貫して「対話による平和的解決」を求めるとともに、中国とのハイレベル対話や関係改善の機運を模索していました。しかし、きのう、日中の外相会談が急遽中止されるなど、日本側の想定を越えた中国の猛反発に今後の対話の糸口を見いだせない状況で、外務省幹部はけさ「対話を閉ざして軍事的な行動に出ることは暴力が許される国際社会になる」と危機感をあらわにしています。

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