1階が浸りきった場所も…各地で大規模冠水 行方不明者2人 東北・北陸で記録的豪雨(2022年8月4日)

1階が浸りきった場所も…各地で大規模冠水 行方不明者2人 東北・北陸で記録的豪雨(2022年8月4日)

1階が浸りきった場所も…各地で大規模冠水 行方不明者2人 東北・北陸で記録的豪雨(2022年8月4日)

4日は、記録的な大雨が東北や北陸を中心に広い範囲で観測されていて、山形県と岩手県で2人と連絡が取れていない状況です。

多くの地域で大雨警報が出されていて、5日にかけても厳重な警戒が必要です。

石川県では午後10時現在も至る所で冠水が続いています。

車が動かなくなってしまった人:「コンビニに行こうと思って、雨もやんで大丈夫かなと思ったら、はまってしまった感じ。発進しようと思ってもエンジンもダメになって」

夜になって救助活動が始まりました。県警の機動隊や自衛隊がボートに乗って、冠水した住宅街に取り残された住民がいないか捜索します。

白山市と小松市では早朝に、記録的短時間大雨情報が発表されました。白山市河内付近で約110ミリ、小松市の平野部付近でも約100ミリの雨が降ったとみられます。

昼過ぎ、小松市と白山市に警戒レベル5の緊急安全確保が出されました。避難の対象となったのは、合わせて15万人にも上ります。

小松市では、行き場を失った雨水が街にあふれ、家の1階が水に浸かりきった場所もあり、住民は上の階への避難を余儀なくされています。

白山市では土砂崩れも確認されています。

住民:「もう土砂で埋まってね。もう大変なことに。畑に田んぼに泥がオーバーしていて、びっくりして道路に出たら川のようになっていた」

金沢市でも大規模な冠水被害が起きています。

金沢市では3日夕方からの24時間で、平年8月1カ月の7割を超える雨が降りました。

石川県では午後3時の時点で、7つの河川で堤防を越え水があふれました。

線状降水帯の発生が発表された福井県では、視界がかすむほどの雨。道路には、あっという間に水が溜まっていきました。

雨が弱くなっても住民の不安は尽きません。

住民:「まだ全然収まってなくて、今からだから。しばらくずっと家にいて見守って、あかんかった場合は避難するしかない」

3日夜、最初に大雨特別警報が出された山形県。午後7時過ぎに発表され、解除まで半日近く。その間、平年の約1カ月分の雨量が降った所も出ました。

最上川の上流域で氾濫が発生。住宅街に水が流れ込みました。

山形名物の“こけし”を作っていた建物は、2年前の豪雨でも浸水被害に遭ったといいます。

住民:「水害の水分って抜けないんです。時間がかかるっていうことで。この通りの泥ですので、臭いなども発生しますし、ちょっとそれはつらいことですね。(Q.どれくらいで復旧できる?)2年前(の豪雨)ですと、2カ月くらいかかったので、水分が抜けるには、2カ月といわなくても、1カ月以上はかかると思いますよね」

大江町では、まだ水がひいていないため、どれほどの浸水被害が出ているか把握できていません。

また長い復旧作業と向き合わなければいけないことに、住民たちも辟易しています。

あてらざわ温泉湯元旅館・柏倉京子女将:「2年前からちょうど復旧して、これから頑張らなきゃという矢先に、同じような時期に同じような被害。ダメージ続きです」

最上川の氾濫は、県の中部と南部、合わせて3カ所で確認されました。これにより、被害は広範囲に及んでいます。

川西町では、道路が冠水。水はガードレールの高さに達しました。

川にかかる橋も崩落し、乗用車1台が巻き込まれました。車に乗っていた男性2人は自力で脱出し、無事だったといいます。

川西町に隣接する飯豊町では、道路が陥没してマンホールがむき出しになるなど、大きな被害が出ています。

3日午後6時ごろ、大巻橋が崩落し、走っていた車が流されたと通報がありました。

運転していた人とは連絡が取れないということです。不明者の捜索活動は4日夕方まで行われましたが、発見には至っていません。

インフラへの被害も出ています。

大巻橋などが崩落した影響により、周辺の300戸で断水が発生。自衛隊が派遣され、住民たちへの給水活動が始まりました。

住民:「(Q.お鍋持ってこられたんですね)ポリタンクあれば良かったんだけどね。ないもんだから、とりあえず今晩間に合うようにって。少しでもあれば助かるなと思って。水のありがたみがよく分かりました」

影響は住民たちの足にも出ています。

飯豊町では、JR米坂線の鉄橋が折れました。山形県と新潟県を結ぶ重要な交通網で、復旧のめどは立っておらず、市民生活に長く影響を与えることは必至です。

4日未明にかけ、猛烈な雨が降った新潟県では、24時間降水量の最大値が、関川村で560.0ミリ、村上市で410.0ミリと、共に観測史上1位の記録を更新。一時、緊急安全確保が出されました。

冠水した住宅街には、救助のため、自衛隊などが入りました。

荒川沿いにある、34世帯120人が住む小岩内地区は、土石流に襲われました。

土砂と共に、大量の木材も流されてきて、住宅を直撃していました。

高野ミイさん(78)3日夜は、息子夫婦と車の中で過ごしたといいます。

自宅が全壊した高野ミイさん:「避難指示が出た。みんな、この上の方に上って避難した、下の人は。命だけでも助かりました」

この地区では3日午後8時ごろ、全世帯に避難を呼び掛けました。80代の男性1人が足にけがをしましたが、行方不明者や死者は出ていません。

ただ、高野さんの自宅は、土石流のため、土台しか残っていませんでした。

自宅が全壊した高野ミイさん:「見たくないから、今まで見に来なかった。受け入れるしかない(Q.これから先は)全然分からない。もう年も年だし。息子夫婦がどういうふうにやってくれるか」

電気と水道は、復旧のめどが全く立っていません。高野さんは、発電機のある親戚の家で、4日夜は過ごす予定です。

雨がやんでも冠水は続いています。また、地盤も緩んでいる恐れもあり、土砂災害なども含め、引き続き最大限の警戒が必要です。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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