【専門家解説】新型コロナ感染…医療機関への受診・救急要請の“判断基準”は?
3日、東京都内で新たに3万8940人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。先週水曜日(7月27日)からは9904人増え、再び増加に転じています。感染者数が高止まりし、緊急搬送が困難な事案も増えています。7月31日までの1週間に、全国で6307件発生し過去最多となりました。
また、日本感染症学会などは、新型コロナ感染後の受診や救急要請の判断基準を示しました。オミクロン株にかかった場合、多くは2日から4日で症状が軽くなり、重症化するのは数千人に1人程度だと推定されているということです。
医療機関の受診が必要なのは「65歳以上の人」「基礎疾患がある人、または妊婦」「37.5度以上の発熱が4日以上続く」など症状が重い場合です。
その一方で、65歳未満で基礎疾患のない人などは、医療機関での検査や受診は必要なく、発熱やノドの痛みなどの症状が出た場合は、外出せずに市販の解熱剤をのみ、自宅療養をしてほしいということです。ただ、顔色が悪い時や、息苦しいなどの症状があれば、救急車を呼んでほしいとしています。
日本感染症学会の専門医で、東京歯科大学・市川総合病院の呼吸器内科部長、寺嶋毅先生が詳しく解説します。
(2022年8月3日放送「news every.」より)
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