「陽性で間違いないと思います」大阪府の『オンライン診療』の現場 初日から患者殺到(2022年8月3日)
新型コロナウイルスの陽性者が急増して医療機関の発熱外来がひっ迫していることから、大阪府は8月3日からオンライン診療を始めました。対象は「大阪府内在住」「20~49歳の軽症者」「基礎疾患なし」「妊娠していない」の全てにあてはまり、さらに検査キットで陽性だった人です。現場の様子を取材すると初日から患者が殺到しているようです。
(大阪府 吉村洋文知事 8月3日)
「若くて症状の軽い方はできるだけオンラインスキームを作ったのでぜひお願いしたい。きょうから動き出したということで今は非常に混雑している状況です」
オンライン診療の現場を取材しました。
(ドクターズ 土井一輝医師)
「もしもし。ドクターズステーションの医師の土井と申しますけれども。生年月日を教えていただけますか。(写真で)送ってもらった抗原検査ですけれども、こちらで判定させていただいて、陽性で間違いないと思います」
8月3日に始まったオンライン診療。大阪府から委託を受けた業者は、朝から診療と予約の受付に追われていました。
【オンライン診療のやり取り】
(土井医師)「抗原検査の写真をアップロードしていただきましたが、コロナ陽性で間違いないと思いますので、こちらから(保健所に)発生届を出させていただきます」
(30代男性)「土曜日の夜ぐらいからのどの痛みが出たんですけど発症はそこからですか?」
(土井医師)「そうですね。そこから保健所から指示される期間、療養していただくことになります」
これまで新型コロナウイルスの陽性かどうかは医療機関を受診することで確定していましたが、感染の急増で対応が追いつかなくなったため、府は20代~40代の軽症者で、自ら行った抗原検査で陽性となった場合、オンライン診療で陽性を確定して、症状に応じて薬を自宅に配送することとしました。
(ドクターズ・取締役 西山智哉医師)
「医療機関を受診するというハードルが下がるし、大阪府内の多くの医療機関の方々の間接的な助けになれば」
現在、新規感染者の約半数を占めるのが20代~40代。大阪府はそのうちの5000人への活用を見込んでいて、事業者も手ごたえを感じています。
(MRT・社長 小川智也医師)
「(高齢者は)どうしてもスマートフォンが十分に取り扱えないとか、もしくは操作方法がわかりにくいという声をいただくのですが、今回の対象者は若い方が主になっているので、そういった問題はほぼないと考えております」
また、症状がある人は受けられなかった無料の検査センターでも、8月3日から約20か所で軽い症状の若い年代を対象に検査が受けられるようになり(※要予約)、陽性の場合はその場で確定が出され、保健所への発生届も提出されます。
感染拡大が収まらない第7波。オンライン診療は医療ひっ迫を軽減する切り札となるのでしょうか。
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