「2人を車に放置し知人宅に1時間ほど滞在した」　幼い姉弟が車内で死亡　逮捕の21歳の母親が供述

「2人を車に放置し知人宅に1時間ほど滞在した」　幼い姉弟が車内で死亡　逮捕の21歳の母親が供述｜TBS NEWS DIG

神奈川県厚木市で、車の中で幼い“きょうだい”が意識を失い死亡した事件で、逮捕された母親が「2人を車に放置して知人宅に1時間ほど滞在していた」と供述していることがわかりました。

「車の中にいた子ども2人の具合が悪い」

先月29日の夕方、厚木市の公園の駐車場から、こう通報した無職の長沢麗奈容疑者（21）。長男の煌翔ちゃん（1）を車に放置した、保護責任者遺棄の疑いで、きのう逮捕されました。車には2歳の長女も一緒に乗っていて、2人は病院に運ばれましたがその後、死亡しています。

警察によりますと司法解剖の結果、2人の死因は熱中症とみられますが、長沢容疑者は当初「公園でエンジンを30分ほど切り、窓を開けてスマホを操作していた」と説明していました。しかし。

長沢容疑者
「2人を車に置いたままにして、知人男性の家に1時間ほどいた」

捜査関係者への取材で、長沢容疑者が公園に来る前、厚木市内の知人男性の家におよそ1時間滞在し、その間きょうだいを車に放置していたことが分かりました。警察は、長沢容疑者がこうした事実を隠すために公園に移動し通報したとみて調べています。

近所の住人
「小さいプールを持って、結構仲良く遊んでいたのを見た。感じのいい家族で、いつも挨拶もしてくれて」

親子3人に何があったのか。

県は、きょう会見を開き、長沢容疑者が先月8日にも寒川町の店舗で煌翔ちゃんを車に放置し、警察から児童相談所に通告があったことを明らかにしました。

厚木児童相談所山岸秀俊所長
「車内放置については、虐待だというこで理解していると」

店舗にかけつけた警察官が、子どもを車内に放置することの危険性を説明すると、長沢容疑者は「二度としない」と話したといいます。

警察は、長沢容疑者の事件当日の行動について調べを進めています。

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