【大晦日のデパ地下】勝負の時! コロナ禍の“おせち商戦” 大丸東京店のウラ側に密着 『news every.』16時特集
大晦日を迎えたデパ地下。1年で最も忙しいこの日、各店の店頭には様々なおせち料理が並んだ。
その様子を見守るのが、これまで500種類以上のおせちを手がけた、バイヤーの太葉田さんだ。
前の年を上回る売り上げを求められる中、太葉田さんが描いた戦略は「他店では購入できない、大丸東京店だけのオリジナルおせち」を作ること。仙台に本店がある牛タンの店、女性に人気のフレンチデリ、そして韓国料理の3つの店と共に作戦を練る。
韓国料理の店では、韓国料理らしさを追求した韓流おせちですんなり決定。厚切り豚バラ肉を焼いたサムギョプサルと、あっさり味の茹で豚を野菜に包んで食べるおせちだ。
そして、仙台発の牛タンが売りの店。「たんもと」という肉の旨みを一番感じられる高級部位を、オーダーを受けてから焼き上げる厚切り牛タンが人気の店だ。この店に事前にお願いしていたのは、低価格のオードブルおせち。しかし、その中身を見てみると、価格を抑えるため厚切りの「たんもと」が入っていない。
落胆する太葉田さん。あきらめきれず「厚切りにトライできないか?」と問いかけると、店側からは「とんでもない値段になりますよ」と販売価格が跳ね上がることを知らされる。店側は、値段の張る厚切り「たんもと」を使った場合の売れ残りが不安だったのだ。
一方、フランスで長年三つ星を獲得してきた名門フランス料理店のデリカテッセンでは、人気メニューをおせちに組み込むことになっていた。肉の旨みを生かすため角切りにしたローストビーフにスモークサーモン、そして丸ごとトマトにオレンジ風味のソースをかけた前菜などだ。しかし、お重に入れるためトマトをカットすると、「味は間違いないが、普通のトマトサラダにしか見えない」との結論に達してしまう。
おせちに関しては一歩も譲らない太葉田さん。この問題をどう解決するのか。そして、あの厚切りの「たんもと」はおせちに入れることができるのか…。そして大晦日、勝負の時がやって来た。
(2022年1月5日「news every.」特集より)
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