【韓国】小学校入学時期“5歳に引き下げ”計画 大統領府前で保護者ら反対集会
韓国政府は、早ければ2025年から子供の小学校への入学時期を1年引き下げ5歳にする計画を明らかにしました。就学前の教育格差の是正などを目指すとしていますが、反発が強まっています。
韓国の教育省は先月29日、尹錫悦大統領に対し教育政策についての計画を報告しました。
それによりますと「地域や家庭ごとに出るスタート時点の教育格差を早期に解消する」として、小学校への入学時期を現在の6歳から5歳に引き下げる検討を進めます。社会的合意が形成されれば2025年から実施する予定です。
同時に、公的な幼児教育を強化するため幼稚園と保育園の一元化も進めるということです。
大統領府前には保護者や教師が集まり、“入学年齢の引き下げはさらなる競争を招く”などと反対を訴えています。
また韓国の主要紙も1日、一斉に批判的な記事や社説を掲載し、「国民的合意が必要だが議論がない」などと批判。計画の実施には難航が予想されます。
(2022年8月1日放送)
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