“戦禍”を越えて見えた「明日への希望」ウクライナから避難した17歳バレリーナの舞(2022年7月22日)

“戦禍”を越えて見えた「明日への希望」ウクライナから避難した17歳バレリーナの舞(2022年7月22日)

“戦禍”を越えて見えた「明日への希望」ウクライナから避難した17歳バレリーナの舞(2022年7月22日)

ロシアによるウクライナ侵攻から、まもなく5カ月。現在、バレエの名門・ウクライナの国立バレエ団が来日公演をしています。

カテリーナ・ミクルーハさん(17)は、ソロを任されるなど、将来が期待されていましたが、国外への避難を余儀なくされました。

カテリーナさんバレエに出会ったのは5歳の時。バレエはカテリーナさんのすべてとなりました。

そして去年、ウクライナの国立バレエ団の一員に。150年の歴史を持つ歌劇場の名門バレエ団です。

主役級の役を踊る『ソリスト』を任されました。

その半年後、ウクライナが戦火にのまれます。

カテリーナさん:「(爆撃音を)たくさん聞いたし、聞き分けるようになりました。ロケット弾か空爆か、全て音が違うんです。一瞬で全てを失うことがあるんだと知りました」

バッグ1つと愛犬を連れ、母親と一緒にキーウを離れました。

カテリーナさん:「持ってきたのはセーターやコート、スニーカーだけ。たくさんの衣装を残してくるのは胸が痛かったです」

いつも近くで支えてくれた母は、仕事のためにポーランドへ。家族は離れ離れになりました。

今はオランダ国立バレエ団のサポートで再び舞台に立っています。

カテリーナさん:「母の一番の願いは、私がバレリーナとして成功すること。成功のためなら、離れ離れでも我慢できます」

オランダのダンサーたちとの新たな出会いも、カテリーナさんの気持ちを前向きにしてくれました。

ルイゼラさん(19):「バレエのクラスで初めて見かけました。とても可愛らしい女の子だと思いました」

カテリーナさん:「最初は心が空っぽでボロボロでした。何をすればいいのか全く分かりませんでした。私を助けてくれる人が現れて、それが支えとなって、この悪夢からの“出口”が見えてきました」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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