ワクチンは先行、でも死者20万人。英で政府のコロナ対応を検証する委員会 活動開始 「影響の不平等」なども対象｜TBS NEWS DIG
イギリスで政府の新型コロナ対策を検証する、政府から独立した公式の委員会が活動を開始しました。
英コロナ検証委員会 ハレット委員長
「人々の苦難をしっかり認識しながら検証を進め、今後、同様の苦しみを経験する可能性が減るよう全力を尽くします」
検証委員会はイギリス政府の新型コロナ対応について、▼コロナ禍前の段階でパンデミックに対する準備がどれだけできていたか、に始まり、▼政府の意思決定のプロセスや情報発信のあり方、▼医療体制、ワクチン計画、教育への影響など多岐にわたって、データや聞き取り調査を組み合わせて検証を進めるとしています。
イギリスはワクチンの確保や普及では他国をリードし、その分、コロナ規制を比較的早く緩和。しかし、新型コロナ関連の死者は20万人に上っていて、▼初期の高齢者福祉施設への対応の不手際や▼パンデミックの影響が人種や所得によって不平等に現れたことなどが問題視されています。
ハレット委員長は、検証には長い時間がかかるとしつつ、新たなパンデミックに備えるためにも、なるべくスピード感を持ってテーマごとに定期的に報告を上げていくとの方針を明らかにしました。
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