芥川賞は高瀬隼子さん「ここから頑張れと」 直木賞に窪美澄さん「水がおいしかった」(2022年7月21日)

芥川賞は高瀬隼子さん「ここから頑張れと」 直木賞に窪美澄さん「水がおいしかった」(2022年7月21日)

芥川賞は高瀬隼子さん「ここから頑張れと」 直木賞に窪美澄さん「水がおいしかった」(2022年7月21日)

 第167回の芥川賞・直木賞が20日に発表されました。

■芥川賞に高瀬隼子さん 候補すべて女性

 芥川賞は、1935年の創設以来初めて、5つの候補すべてが女性の作品となり、その中から、高瀬隼子さん(34)の「おいしいごはんが食べられますように」が選ばれました。

 職場のなかの微妙な人間関係を、食べ物を通して描く物語です。

 2回目のノミネートでの受賞となった高瀬さんは、「ここから頑張れという意味での受賞だと思うので。(小説を)書き続けていきたいと思います。頑張ります」と話しました。

■直木賞に窪美澄さん 3度目の正直

 直木賞には、窪美澄さん(56)の「夜に星を放つ」が選ばれました。

 母や双子の妹など、かけがえのない人間関係を失った人たちを描く短編集で、5編のうち2つがコロナ禍の物語です。

 フリーの編集ライターなどを経て、44歳で小説家デビューした窪美澄さんは56歳。今回が、3回目のノミネートでした。

 窪美澄さん:「こんなにおいしいお水を飲んだのは、生まれて初めてじゃないかっていうくらい、おいしかったです。だから、多分、今すごくうれしいんだと思います」

(「グッド!モーニング」2022年7月21日放送分より)
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