安全確保に向けた“調整センター”設置へ ロシアの黒海封鎖でウクライナの穀物輸出が滞っている問題|TBS NEWS DIG
ロシア軍による黒海封鎖でウクライナの穀物輸出が滞っている問題をめぐり協議が行われ、海上輸送の安全を確保するための調整センターを設置することなどで合意しました。
13日行われたウクライナとロシアにトルコと国連が加わった4者協議。初めての開催となったこの協議が終わったあと、国連のグテーレス事務総長はこう強調しました。
国連 グテーレス事務総長
「ウクライナの穀物などを黒海を通じて安全に輸出するために重要な一歩を踏み出しました。(飢餓に苦しむ)途上国の人々の希望の光です」
合意したのは、ウクライナの穀物などを黒海を通じて輸出するルートの安全を確保するための調整センターをトルコに設置すること。
来週にも改めて協議する方針が確認されたということですが、港湾の封鎖をめぐりウクライナとロシアの主張の隔たりは大きく、今後、実務的な作業がどこまで進むのかは不透明です。
こうしたなか、14日朝、北朝鮮からはこんな報道が。
朝鮮中央通信
「(北朝鮮は)ドネツク人民共和国とルガンスク人民共和国の独立を認定することを決定した」
先月、外相に任命された崔善姫氏がウクライナ東部の親ロシア派武装勢力が主張する二つの共和国を独立国家として承認するという通知を送ったのです。
これに対し、ウクライナ側は。
ウクライナ ゼレンスキー大統領
「あらゆるレベルで(北朝鮮に)厳しい対応をとる。これ以上はコメントしない」
ウクライナ外務省は北朝鮮との断交を表明しました。
一方、ロシアの飛び地であるカリーニングラードへの制裁対象物資の輸送が隣接するリトアニアによって禁止され、ロシアが反発していた問題。
これについて、EU=ヨーロッパ連合側が“鉄道輸送は制限しない”とする見解を示しました。
ただ、軍事物資や軍事転用可能な物品・技術は引き続き輸送禁止の対象としていて、ロシア外務省は「実施状況を注意深く見守る」とコメントしています。
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