大統領脱出のスリランカ デモ隊は首相退陣も要求(2022年7月14日)
深刻な経済危機で政府への不満が高まるスリランカでは、国外脱出した大統領に続き、首相の即時辞任を求める抗議活動も日に日に激しくなっています。
スリランカ最大都市のコロンボでは13日、デモ隊が首相府を占拠し、ウィクラマシンハ首相の即時辞任を求めました。
現地メディアによりますと、周辺ではデモ隊が治安部隊と衝突し、放水や催涙ガスなどが使われたということです。
13日未明には辞任の意向を示していたラジャパクサ大統領がモルディブに脱出していて、ウィクラマシンハ首相が大統領代行となったばかりでした。
ウィクラマシンハ首相はすでに首相府を離れていますが、現在の居場所は明らかにされていません。
深刻な経済危機に陥っているスリランカでは今月に入り、首相が国家の破産を宣言していて、生活苦などから政府に対する抗議デモが激しくなっています。
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