【御嶽山噴火】遺族などの損害賠償求める訴え棄却 長野地裁

【御嶽山噴火】遺族などの損害賠償求める訴え棄却 長野地裁

【御嶽山噴火】遺族などの損害賠償求める訴え棄却 長野地裁

長野と岐阜にまたがる御嶽山で2014年に起きた噴火をめぐり遺族などが国と長野県に損害賠償を求めた裁判で、長野地裁松本支部は原告側の訴えを退けました。

2014年9月に発生した御嶽山の噴火では、58人が亡くなり、5人が行方不明です。当時の噴火警戒レベルは最も低い「1」でした。

裁判は、レベルの引き上げ基準の1つとなる50回以上の火山性地震を観測したにもかかわらず、引き上げの義務を怠ったなどとして遺族など32人が国と県に総額3億7600万円の損害賠償を求めたものです。

13日の裁判で山城司裁判長は「気象庁の検討過程は十分ではなかったものの噴火までに引き上げが確実にできたとは言えない」などとして、原告の訴えを退けました。

判決を受け原告側は、「裁判はこれで終わりではない」として今後について話し合っていきたいとしています。
(2022年7月13日放送「news every.」より)

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