【新型コロナ】韓国で”感染”急増 中国南部では季節外れのインフルエンザ流行

【新型コロナ】韓国で”感染”急増 中国南部では季節外れのインフルエンザ流行

【新型コロナ】韓国で”感染”急増 中国南部では季節外れのインフルエンザ流行

日常が戻りつつある韓国では、新型コロナウイルスの感染者が増加しています。一方、“ゼロコロナ政策”を続ける中国では、南部で季節外れのインフルエンザが流行しています。

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韓国では観光地に多くの人が繰り出すなど、コロナ前の日常が戻りつつあります。

今月2日、日本の旅行業界の関係者が本格的な観光再開に向けて視察に訪れたのは、ことし5月まで大統領府として使われてきた青瓦台です。新しい観光スポットを案内するツアーを、韓国観光公社が主催しました。

西鉄旅行 九州営業本部長・中村浩二さん
「8割ぐらいの人が(マスクを)つけているのでは。日本と変わりませんね。安心じゃないですか、日本人が来るのも」

しかしここ最近、韓国の感染状況に大きな変化が出てきています。6日、発表された韓国の新規感染者は1万9371人と、1週間前に比べ2倍近くに急増しています。

ソウル市民
「心配で不安です。どこへ行ってもマスクを外すと怖いと思ってしまいますね」
「再び増えてはいるけど、人々はマスクをよくつけているので、大きな支障はなさそうです」

韓国政府は感染者増加の要因について、前回の感染から時間がたって免疫が低下している人が増えていることや、夏になって人々の活動が活発になっていることなどを指摘しました。また今後、オミクロン株の「BA.5」が主流系統になり、さらなる増加要因になる可能性があるとしています。

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一方、中国は新型コロナウイルスを徹底的に抑え込む“ゼロコロナ政策”を続けています。

経済への影響が懸念される中、先週、海外から訪れる人に対する隔離期間を、14日間から7日間に短縮すると発表しました。

しかし、1週間に短縮されたと思いきや、日本から中国に渡航し隔離に入っているNNNの記者は、北京に入るために14日間の隔離を求められました。

NNN大連 森葉月記者
「大連のホテルでの隔離から、今日でちょうど1週間です。窓はまったく開けることができない状況で、閉鎖された空間となっています」

中国政府は、政権のお膝元である首都・北京は徹底的に守る構えです。PCR検査は1日おきに義務づけられています。

NNN大連 森葉月記者
「1日2回、体温を測らないといけないんですが、14日間の隔離中、毎日続けなくてはなりません」

さらに…

NNN大連 森葉月記者
「午前7時前です。ドアがノックされました。『食事を廊下に置いておく』という合図です」

非接触で食事が運ばれてくるようになっています。

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中国南部では、季節外れのインフルエンザ流行という、別の心配があります。

中国中央テレビ
「6月以降、広東省や福建省などの各省は、インフルエンザへの警報を発しました。インフルエンザの流行がピークを迎えています」

各地の医療機関にはインフルエンザの患者が多く訪れ、例年冬にやってくる流行のピークをすでに超えたと伝えています。専門家はこの時期に流行している原因について、天候不順とインフルエンザワクチンの接種率が低いことを挙げています。

ネット上では、「今回のインフルエンザはコロナよりひどい。なぜロックダウンをしないの」とゼロコロナ政策をやゆするコメントも投稿されています。“ゼロコロナ”にこだわる当局への批判がくすぶり続けています。
(2022年7月6日放送「news every.」より)

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