- 堺市でだんじり事故11人重軽傷 試し曳きで「やり回し」後にバランス崩し横転 曳く人数が多かったか
- 生命保険会社の新型コロナ関連の支払い 早くも昨年度を上回る(2022年8月9日)
- 【日テレ今週のニュースまとめ】「仕込みカメラ」顔も撮影…スカートの中とセット販売 / 知人「金で買えるような夢は結構言ってた」/ ロシアの“大規模攻撃”すでに開始か など (日テレNEWS LIVE)
- 【速報】娘に食事与えず低血糖症で入院させ共済金騙し取る 娘は5年前から30回以上入院 母親逮捕
- 「信頼して取引していた」Booking.com未払い問題で約3600万円の賠償求め集団提訴 東京地裁|TBS NEWS DIG
- 【7月22日 朝 気象情報】これからの天気|TBS NEWS DIG
【ウクライナ侵攻まとめ】仮設住宅で暮らすウクライナ家族 生活再建の道のりは…
ウクライナのショッピングモールに、ロシア軍のミサイルが着弾する瞬間とされる映像が、ゼレンスキー大統領のSNSで公開されました。ロシア軍の攻撃が激しさを増す中、家を追われた人たちの仮設住宅への入居も始まっていますが、生活再建は容易ではありません。
◇
27日、ウクライナ中部クレメンチュクのショッピングモールに、ロシア軍のミサイルが着弾した瞬間だとする映像が、ウクライナ・ゼレンスキー大統領のSNSに公開されました。映像には、ミサイルが命中し、炎と黒い煙があがり、破片が飛び散る光景が捉えられていました。近くの公園のカメラには、落ちてくるがれきを避けようと、池に飛び込む人々の姿も捉えられていました。
ウクライナ大統領府の副長官によると、これまでに少なくとも20人が死亡、59人がケガをしました。
◇
戦闘が激しさを増す中、家を追われる人が増えています。私たちが出会った、イリーナさんもその1人です。首都近郊のボロジャンカにある仮設住宅で、2歳の息子・イェーゴルくんら、家族5人で暮らしています。しかし、この日、夫の姿はありませんでした。
イリーナさん
「夫は仕事で、(平日は)キーウ(の寮)に住んでいます」
何とか仮設住宅に入れたものの、生活再建の見通しは全く立たないといいます。
イリーナさん
「戦争前の写真を見ると、とても苦しくなります。前の生活はとてもよかったので、思い出さないようにしています」
家財道具の運び出しのため、自宅に戻ったイリーナさんに同行しました。見せてもらった子ども部屋は、空爆の衝撃で足の踏み場もありませんでした。イリーナさんは散乱した家財の中から、イェーゴルくんのおもちゃを取り出しました。
イリーナさんは、住宅の1階で空爆にあったといいます。
イリーナさん
「息子がここで倒れていました。がれきなどがかぶさっていました」
衝撃で意識を失った息子のイェーゴルくんを地下のシェルターに連れて行き、介抱したといいます。いまでも、イェーゴルくんの顔には、そのときの傷痕が残っています。
イリーナさん
「息子が大きくなったら、ケガや戦争について説明したいです。誰がこんなことをしたか知ってほしいです」
◇
週末、再び仮設住宅を訪れると、夫のユーリさんが帰宅していました。
イリーナさん
「夫に子守してもらって、私はその間に買い物や料理ができます」
1週間ぶりの家族の再会。イリーナさんが他の用事を済ませている間は、夫のユーリさんがイェーゴルくんと遊びます。
夫・ユーリさん
「息子や妻がいないことが心細い。やっと家族と一緒になって幸せです」
そんな中、イリーナさんは、自宅から持ってきたあるものを見せてくれました。
イリーナさん
「これが結婚指輪です」
14年前に購入した思い出の指輪。軍事侵攻の影響で収入が減ったため、一度は手放すことも考えました。
夫・ユーリさん
「この金(指輪等)を売れば、何とか生活できると思っていた。今は(大切な思い出の指輪を)その時売らなくて良かったと思います」
イリーナさんは、将来への希望を捨てていません。
イリーナさん
「またミサイルで攻撃されるのが怖いです。でも、そのほかのことは乗り越えられます。平和になったら、家を建てられると思います」
生活再建への道のりは、まだ始まったばかりです。
(2022年6月29日放送「news every.」より)
#ukraine #ウクライナ #ロシア #日テレ #newsevery #ニュース
◇日本テレビ報道局のSNS
Facebook https://ift.tt/Afucypi
Instagram https://ift.tt/0BKYTPr
TikTok https://ift.tt/91H4MlS
Twitter https://twitter.com/news24ntv
◇【最新ニュースLIVE配信中】日テレNEWS HP
https://news.ntv.co.jp
コメントを書く