サル痘感染者に天然痘治療薬投与を可能に 臨床研究開始｜TBS NEWS DIG
欧米などで報告が相次ぐ「サル痘」の感染者が日本国内で確認された場合に備え、症状が似た天然痘の治療薬を感染者に投与する臨床研究を行う方針が決まりました。
「サル痘」は主にアフリカなどでみられる感染症で、日本国内ではまだ確認されていませんが、先月以降、欧米を中心に感染者が相次いでいます。
きょうの厚労省の専門部会では、国内でサル痘の感染者が確認された場合に備えて、アメリカの製薬会社が天然痘の治療のために開発した飲み薬をサル痘の感染者に投与する臨床研究を始めることが報告されました。
研究は国立国際医療研究センター病院で行われることになっていて、厚労省は今後、関東周辺以外の病院での実施も検討することにしています。
また、厚労省は医療従事者などに対して予防のため天然痘のワクチンを投与することなども検討する方針です。
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