【大阪府バレーボール協会】理事“着服”「スーパーチャットの課金に」川合会長が謝罪会見
大阪府バレーボール協会の理事が、約2600万円を着服していたことが明らかになりました。会見に同席した日本バレーボール協会の川合俊一会長は、深々と頭を下げました。理事は「全額をスーパーチャットの課金につぎこんだ」と話しているということです。
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日本バレーボール協会の川合俊一会長が28日、大阪府バレーボール協会で起きた不祥事を説明する会見に同席しました。
日本バレーボール協会 川合俊一会長(59)
「本日、皆さまにお集まりいただきましたのは、大阪府バレーボール協会にて会計を担当していた理事による不祥事が発覚したため…」
会見で川合会長ら協会関係者は立ち上がり、深々と頭を下げました。
川合俊一会長(59)
「まず話を聞いたときに、金額の多さにびっくりしました。1人の人間が、こんなに着服するのかと…」
大阪府バレーボール協会で3年前から使途不明になっていた約4700万円のうち2579万円を、昨年まで会計を担当していた50代の男性理事が着服していたことが発覚したのです。
川合俊一会長
「我々は親団体であって、子が悪いことをやったら叱らなければいけない。謝るときは親も一緒に出てきて、謝らなければいけない、ということで本日、同席させてもらいました」
川合会長は、今年1月に日本バレーボール協会で発覚した不祥事を受けて、新体制の顔として3月に会長に就任しました。就任時の会見で、川合会長は「一度失った信頼というのは、回復するのは大変なことだと思います」と述べていました。
その川合会長に突きつけられたのが、大阪府バレーボール協会の不祥事。約2600万円を着服した理事は、その金を何に使ったのでしょうか。
大阪府バレーボール協会 着服した理事
「全額をスーパーチャットの課金につぎこんだ」
「スーパーチャット」とは、YouTubeのライブ配信中などに有料でチャットを書き込める機能のことです。無料のチャットと比べ、有料のチャットは目立ちやすいといいます。支払った金額の一部が配信者に渡るため「投げ銭」とも呼ばれ、自分が好きな配信者を応援する意味もあるということです。
――チャットに関して、これから追加調査する意向はない?
大阪府バレーボール協会 小比賀恵一会長
「とにかく、今の私の知識では、『チャット』って何か全くわからない」
理事が着服した金は、すでに全額回収したということですが、川合会長は「関係者の中には、たとえば『お金返したらいいんじゃないか』とかね、『記者会見開かなくてもいいんじゃないか』とかいう意見が出ているということで、大阪まで行きまして『それはダメだ』と、公表しないといけないと。もう時代も違うので、泥棒は普通に警察に突き出すというか、刑事告訴してもらって、罪はしっかりと償ってもらわないと」と、公表した経緯について話しました。
(2022年6月28日放送「news zero 」より)
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