米最高裁中絶めぐる判断 各地で抗議集会 激しい衝突も トランプ氏は功績アピール(2022年6月26日)
アメリカの連邦最高裁判所が人工妊娠中絶の権利を認めた過去の判決を覆したことを受けて、各地で抗議集会が行われ、デモ隊と当局が激しく衝突しています。
西部カリフォルニア州ロサンゼルスで24日に撮影された映像には、判決に抗議するデモ隊に対し、警察当局が催涙ガスなどを使うなど、激しく衝突する様子が映し出されています。
アメリカでは連邦最高裁が24日、中絶を女性の権利と認めた1973年の判決を覆し「憲法は中絶の権利を与えていない」という判断を示して以降、分断が深まっています。
トランプ前大統領：「裁判所は憲法の勝利、法の支配の勝利、そして、何よりも生命の勝利を言い渡しました」
一方で、トランプ前大統領は25日、今回の判断は自身が2016年の大統領選挙の公約通り、中絶反対派の最高裁判事を指名したことで可能になったと強調し、自らの功績をアピールしました。
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